母のタイムスリップ日記
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2005年01月29日(土) 歩きながら…

 
 娘を送り出して レモンティーを淹れて 母の所に出向いた。
母が居室から出てきた所で目があった。
「何か 困っているな」と直感。
母の居室に行くと居室のドアを自分で閉じた。
この所満面の笑顔が多かったので少し驚く。
「おしっこ?」と聞くとコックリするのでトイレに出向く。
がどうも小ではない様子。切迫するほどの尿量はなかった。
母は泣いている。
「おかちゃん おかちゃんの所に行く」と。
「おかちゃん どこに居るの?」「家に居るよ」
会話が途切れるとまた「おかちゃん おかちゃん」と呼ぶ。
「私?」と聞くと「このおかちゃんでない。ほんとのおかちゃん」
「お腹痛い?」と聞くと「痛くない」
有る程度会話が成立するけれど 何故泣いているのかが見当が付かなくて困った。「ちょっと立ってね」と排泄の後始末をするとコロッと豆便が付いてきた。慌てて座ってもらいいきんで貰った。
4.5回程いきんで貰ったら 出てきた。「もう一息だね」と言うと「うん」と排泄が理解できてきた。
一度では流れないほどの便が出た。
ようやく 落ち着きを取り戻せた。
トイレの中を見せて「出たね」と言うと それが何であるか判らなかった。
「ん〜む。。。」未だ落ち着いてなかったせいだろうか?

その後居室でレモンティーを飲んで貰う。

出かける支度をしていると「お風呂どうしましょう?」と職員が聞いてくださった。家に連れて行く気力もないので「御願いします」と頼んだ。
母の入浴中は 他の入所者の方と遊んだ。室内歩行をしたりトイレ誘導したり…風船遊びをしたり…。
今日はみんなとても良い表情をなさっていらした。
のりも良かった。

母が風呂から上がってきて仲間に入り お茶を一緒に戴いた。

雨が降り出しそうなので帰路につく。
でも 外は曇っているのに以外に温かくて…久々に徒歩で帰宅してみようと歩き出した。
歩きながら 先日職員の車でコーヒーを淹れる時のろ紙を取りに行った時に会話した事を思い返していた。
職員はご主人のお母様を施設に送り込まれたそうである。
其処に到るまで兄弟間でかなりもめて 仲裁する形で施設入所に踏み切ったそうである。「鬼嫁よ」と笑っていらした。
「介護に纏わる揉め事は面倒ね」とも話していらした。
「でもね。入所させてみるとやはりいろいろ有ってね。介護の仕事しているから施設の内情もわかるし…」と零されていた。
以前にも 別の施設の職員がお母様を施設に送られて家族して複雑な思いをした…と言っておられた。

それぞれの思いや事情を抱えながら 介護に関る…。
出来る限り入所する人の立場になって 職員も家族も関れればいいなぁ〜と思う。
私ももっと母と向き合って 前向きに介護して行かなければ…と思ったところで雨足が早まってきたのでバス停まで走った。





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