母のタイムスリップ日記
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2005年01月18日(火) 気力不足だぁ〜


自分を騙しながら動き回っていても 時に腰が重くなってしまう。
「母を誰が連れ出すの?」「貴方の介護の度合いなんて楽な方でしょ」そんな会話が自分の内部で起きてくる。
「ク〜ッ」と思いながら 出るしかないなと家を出た。
長い坂を降りて 風に吹かれ景色を眺めているうちに 出掛け前の重たい気分が少しずつ溶けていくのがわかる。
動き始めると 何とかなるのだけれど…腰を上げるまでのちょっとした時間…これがちょっぴり辛い。贅沢な話しだ。

バスターミナルに着いた時 バス会社の人が「来ない…別の…」と叫んでいる。近くで耳を傾けると「○○方面は通行止めです。復旧は未定です。別のルートでのご利用に切り替えて下さい」という事だった。
「地震?」という事ないものね。
「事故ですか?」と聞くと「そうです」と言う。
通行止め 復旧の見通しはたたないとなると大きい事故だな。
「あやっぱ 行くなってことかな?」と思ったりした。
けれど もう行くと決めて動き出しているんだもの…。
おそらく母の施設までの間の事故ではないと感じて タクシーに乗り込む。

施設に付き母の居室に入ると 母も後ろから付いてきた。
排泄は失敗直後だったみたいでササッとトレパン交換。その後お腹をマッサージして排便を促す。今日は息み方がうまい。空振りだったけれど排泄の回路は繋がっているようであった。
タオルや靴下を洗濯してパジャマをチェック どうやら洗ったほうが良さそうだった。
実は先日は ぬれたパジャマがロッカーに入っていて ぬれた所を拭き取りパジャマを持ち帰り 洗ってから戻したばかりである。
今日は 近くのコインランドリーで処理しようと思った。
母を連れて散歩してその間に洗って 戻って乾燥のパターンに。

外に出る時職員から「今日は1月の誕生会ですから…」と言われた。
バスも止まっているだろうから 近場で散歩を済ませることにした。

コインランドリーに入ると張り紙があった。
使用量値下げされたようである。
昔のコインランドリーは洗剤持参だったが 今は自動的に洗剤や仕上げ剤が投入される。それより使う前に洗濯機内を水洗いできるのだ。
随分手軽になったなぁ〜と思う。

機械が回り始めて直ぐ外に出た。
コンビニに立ち寄り おやつとお茶を買い求めた。
それからゆっくり歩いた。
今日は何故だか♪キューピーさん キューピーさん ♪とうたってみた。
すると母がその続きをうたい始めた。
考えれば 母が私達に うたって聞かせただろうこの歌。嫌いだったら母だって歌うはずもないから…好きな歌だったのだろう。
歩く足取りも今日は安定している。

大回りしてコインランドリーに戻り洗い終えた物を乾燥機に突っ込み そこでおやつタイム。
此処には手を洗うところもある。勿論トイレも。そしてお子様用には遊ぶスペースだって有るのだ。軽めにおやつ。
乾燥を済ませて 施設に戻った。

誕生会には ケーキが準備されて ろうそくも立てられていた。
1月生まれの人がろうそくを消した。
それだけで「主役」を理解できるようである。
ご家族が手品のボランティアをしてくださった。

入所者が一番喜んだ手品は取り出した白い綿のロープが一瞬にしてピンクのスカーフに変わった時だった。
トランプやおさつの手品は 記憶が付いて行かない様子だった。

今日は早めに施設を後にした。
バスも動き始めていた。
途中下車をしてイチゴ大福の美味しいお店に寄ってみたら 定休日だった。
仕方ないので 気分変えにスーパーに立ち寄り 黒ゴマプリンを作ろうとゴマペーストとすりゴマを買った。

折角買ったのに どうしても作る気力が出なくて冷蔵庫に収納。

どうにも気力が足りないみたいだ。季節のせいかな?


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