母のタイムスリップ日記
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| 2004年12月02日(木) |
帰り道は遠かった♪来た時よりも遠かった♪ |
今日はリハビリの日。 急いで家を出た。何だか疲れ気味で…というか夜の時間が長いせいだろうか…朝目覚めてもスカッと起きられないのでモタモタしてしまう。
療法士さんよりは 早く着いたが 職員とあれこれ話していたら これまた遅くなってしまって…。トイレ誘導中の訪問だった。 いつもならトイレのドアを開け放っているのだけれど そうも行かなくて慌ててしめた。 療法士さんも遠慮深くて居室の外で待とうとなさったので「どうぞ」と声をかけて中に入って貰った。
夏の間 足のむくみが気になっていたけれど この所浮腫みは大分良い。 やはり夏は汗の影響も無視できないようである。 冬に浮腫んだら心臓が悪い 腎機能が悪い…と考えるべきでしょうねと言われた。
母は快調で深く眠る事もなくリハを終えた。
お布団を干して 外に出た。 今日は2案あって どちらに行くか絞りきれていなかった。 1案は バス便の良い庭園 2案は 交通手段が悪い美術館の有る公園。 どちらも1時間以内のコースだ。 バスが来たら 1案。タクシーが来たら2案。と決めていた。 バス停に立っていたら 珍しくタクシーが通った。 これで決まり。美術館へ。。。
ところが美術館は9日まで お休みだった。が〜ん!! 事前にチェックしなかった自分が悪い。。。
交通の便が悪い所でそこからの移動も難しい。タクシーはもう居ない。。 仕方ないので隣り合わせている公園を歩いて移動。 これが 最高だった。 ひょっとしたら美術館を見るより母にとっては良かったと思う。 ♪にしき 織り成す…♪そのものだった。 赤いもみじは花と間違えるほどだった。 日の当たる所は赤くなっていたりしているのも有った。 お日様もやわらかくて 葉のない木立から漏れるお日様…。 足元は枯葉のじゅうたん。 蹴上げるとハラハラと枯れ葉が舞う。
母は「きれい」とため息の連続。 久々に活き活きとした母の表情に出会った。 「楽しいよ 綺麗だよ」と。。。 勿論私自身も 秋の景色を堪能して気分が良い。その上 母の笑顔だもの…。かなり歩いたけれど「疲れた」とは言わなかった。 公園の端まで来たら レストランがあった。 味はともあれ お腹も満たしておかないと…。 ゆったりとしたスペースでのお食事。 トイレも身障者用が有って良かった。
とここまで申し分なかったのだけれど…。 それからの足取りは 重かった。 もう 景色を楽しめる所などない。車道脇の歩道をエッチラオッチラ歩く。 振り返りながら「タクシー来てよ」と祈るのみ。 母の足も重くなり辛そうで有る。 「大丈夫?歩ける?」の繰り返し…。
公衆電話を探しても 見つからない。コンビニもない。 携帯電話は持たない主義が恨めしく思えた。
母がエンストしたら どうしよう。。。 道路をパトカーが通過。でもね パトカーに助けを求める訳にも行かないしねぇ〜。
大きな通りまで出て暫く歩いていたら 個タクが来た。 ようやくタクシーに乗れた。 施設に向かおうと地名を告げたけれど 直ぐ言いなおして我が家へ。
家に着いて直ぐ横になって貰った。 10分ほど眠っただろう。その間に洗濯物を取り入れお風呂を沸かした。 その後入浴洗髪。
私自身の気持ちが充分満たされた。 母はどうだったろう。。。
施設に送り届けた。 母は「おかちゃん」とは言わなかった。 きっと秋の陽射しをいっぱい吸収して 心地良くなっているんだろう。 お布団を干していた。陽も落ちつつある。 慌ててベランダから取り込んだ。
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