母のタイムスリップ日記
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2004年11月27日(土) 思いだせる力…

 
 昨夜の強い南風で 我が家の駐車場は落ち葉が吹き溜まった。
まるでワザワザ駐車場に掃き集めたかのよう。。。
殆どがよそ様の家の落ち葉である。
でも誰の責任でもないし…。屋敷内や家の前の落ち葉は やっぱり家で処理しなくては…と思って 時間を見ながら外に出てお掃除。

だって 早朝お掃除すると「土日は折角のお休みで眠っているのに…目が覚めちゃう…」と言う方が居られるのだもの。
我が家では 言われたためしはない。でも そう言われてご近所でゴタゴタしてしまった事が過去にあったから。

外に出ると お隣さんがそ〜っと掃き掃除を始めていた。

…ぉはょぅござぃます…と挨拶して私もそ〜っとお掃除。
「裏の家がね。家全部蔦が絡んでいて 窓まで…。それが昨夜の風で家のほうに落ちてきてねぇ〜」と言われた。
「大変ですね♪その内なんかいい事有るといいですね」と言うと笑っていらした。

急ぎ掃除を済ませて利用者さん訪問。
そこもやっぱり落ち葉がいっぱい。
玄関で声をかけたあと「外の方先にお掃除していいですか?」とお聞きすると「有難う 御願いします」という事で先に外回りの掃除。
その後いつもの活動である。
途中で「はなさん ダンスをしてみない?我が家でダンスを習おうとして靴を買ったけれど 出来なくなってしまってね。勿体無いし…使ってみない?
趣味を持つって大切よ」と言われた。
「有難うございます。趣味は持つべきですよね。でも 今 介護関連で手一杯なんですよ。残念ですが これ以上の事は出来そうも無いです。。。」とお返事した。

活動を終えて家に戻り 昼食後 母の所に向かった。
母は、昼食を終えたばかり「今日はすき焼きでした」と職員が言われた。
「はなさん 今日はすき焼きだったのですよ。もっと早く来れば一緒に食べられたのに…」と入所者の1人から声をかけらた。
「あら それは残念だったわ」と返事した。
私の食べる事まで気に掛けてもらえて…嬉しかった。

母を散歩に連れ出そうと思った。
でも入浴も気になる。
おととい ヘアトニックで頭皮マッサージをしてあげたけれど…。
入浴した気配はなかった。
だから とても迷ったのだ。
でも今の時期は 日の暮れるのも早くて家に連れて帰ってお風呂に入ったら
日が暮れてしまう…。室内で過ごすなら未だ充分大丈夫だけれど…。
 迷った挙句 買い物に行く事にした。

デパートに出かけるのは 久しぶりである。
母の興味の示す場所をじっと見極めながら移動。
お洋服売り場で 品物を手に取った。
母の好みそうな物を3点ほど並べてみた。
「どっちが好き?」「これ」と母は選んだ。
店員さんがやってきて「これもいいですよ」と別の物を出して見せた。
でも母は「襟ぐりが大きい」と言った。

少し他のも見てまた戻って並べてみる。
中に赤い色のものを入れてみた。
「これは若すぎる…」と母は言った。

そして最初に「これ」と言った物を選んだので それを購入した。

買い物をしている時の母は 相変わらずの姿である。
「トイレ行く?」と聞くと「子供たちが…」と言い出し聞かれた事と無関係の話を始める…そんなことがいっぱいの母なのに…。
折紙を渡してもただただ折り込むだけなのに…。
洋服を選ぶ時は 好みのものが変わって居ないし選ぶ基準も定まっていると感じた。

休息で ソフトクリームを食べてもらった。
「これは何?」ソフトクリームを手にしても思い出せない。
クリームの部分を手で掴んで食べようとしたので スプーンで掬って口に運んであげた。2.3回繰り返したら ようやく思い出したようでちゃんと食べ始めた。
「溶けるんだよね」ともいい始めたので ほっとした。
思い出せる力が残っているんだねぇ〜。

判っているようで 判って居ない。
それをまともに注意してしまうと萎縮してしまう。
ほんとに対応に工夫しないと…。
在宅で頑張っておられる介護者の苦労は並大抵ではないだろうなぁ〜。


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