母のタイムスリップ日記
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母の所に出向くと 昼食が終わりかけの所だった。 今日は おてんきが良くて 私の時間も空いているので通院か畑にしようと思っていた。 種まき日和なのである。 職員に今日の勤務者で畑に行けるかを聞いてみた。 暫く考えた末「今日にしましょう」と言う返答が返って来た。
母の昼食を済ませて トイレ誘導で排便させて 湿ったお布団とシーツを干して汚れ物は袋に詰め込み 母と私は先に家に向かった。
今日の母は 次元の違う世界に迷い込んでいて 話がすれ違う。 そんな所で… 今日のアクシデントが起きた。 あと少しでバス停と言う所で バスが通過したのは仕方ないとして…。 (バス停まで一メートルと言う所まで来ていたのですから…ほんとは腹が立っているのです。) 次のバスに乗ったら…母が「降りる方はボタンを押してください」と声を出して読んでいたので「危ないかな」と注意していたのだけれど…小銭を出そうとお財布を出している時 降りる予定もないのに 降車ボタンをピンポンとしてしまった。丁度バス停が近かった。 焦って バス停を見ると待っている人がいたので胸をなでおろした。 バスが停車した時 乗り口と降り口の扉が同時に開いた。 「しまった!」と慌てて「間違えて押しましたごめんなさい」と運転手さんに謝ったがジロリとミラー越しに睨まれてしまった。 こんな事は始めてでは有るけれど…。 少し凹んでしまった。バスは無理かな? でも直ぐに気を取り直した。 他のバスに乗っていたって 間違えて押す健常者に幾度も会っている。 その上 声もかけずに知らん振りの人が多い。昨日は バス停でもないのに「下ろしてください」とバスを止めた人だっているのだもの…。 それに比べたら可愛い物だ…と思い直した。 だんだん 図太い神経になっている。。。 いや 間違って押してしまわないように充分注意はするけれど…。
乗り継いだ後は問題なく乗れて 我が家に到着。 畑に行くための 道具を揃えて 種とおやつも準備した。 それから 母にお茶とお菓子と果物を食べて貰った。 今日は 誰かが来ると思い込んでいるようで…「未だ来ないね ○○(次男)」と言った。 ちょっと面白くなって…。 「ねえ 長男って どういう子?」「次男って どういう子?」「長女ってどういう子」と聞いてみた。 それぞれ 特徴を捉えた言い方をしていた。 私の事を娘と認識していないので…「いつも まっ平らな棒のようで…」と言う表現に思わず笑ってしまった。 どっちにしても「○○ちゃんが 育てんだから 不足分はしようがないんだよねぇ〜」と言うとニヤニヤとしていた。 実際の事をどれ程 認識しているかは 判らないが…何かを感じてはいるんだろうなぁ〜。
時間が来たので 畑に向かった。 前回も来た人なので 施設の車を降りると「ここねぇ〜。きたよ」と反応を示した。そして柔らかな笑みを見せてくれた。 いつも険しい顔をして じっとしていない人だけれど…畑に来ると表情が変わる。
私の感じる限り 種まきより収穫の方が受け止めやすいように思う。 でも職員が 種まきをさせたいと言っていたので そうしてみた。
始め 種を渡そうとすると「わたしは いいよ」と後ろに引っ込んだ。 が「先生に教えてもらわないと…」と言うと種を蒔き始めた。 実は間隔を取って 種を蒔けるように 印の穴を開けておいたのだけれど…これは無理と言う物だった。 拘る事もないかと 花咲かじいさん宜しく パッ パッと巻いてもらって土を被せる事に変更した。 今日は 寒咲き菜花、春菊、アスパラ菜、ルッコラを蒔いて貰った。
その後如雨露で水を撒いてもらう。 バケツの水汲みは私が請けたが 最後職員と入所者とで水汲みに行った。 小さな小川をせき止めた水場からくみ上げるのだが…。 この場所が 以外にもうけたみたいだった。 入所者も喜んだらしい…。 こんな事なら最初からやって貰えばよかったなと思う。 確かに昔は こんな風に汲みあげて水撒きしたんだろうなぁ〜。
「これから 時折 畑に水撒きに来て良いですか」と言われたので「どうぞどうぞ」と返答。 作業後 公園でおやつタイム。。。 其の儘 母を施設に連れて行ってくれた。 今日は 予定より早めに 一日が終わった。
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