母のタイムスリップ日記
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2004年11月04日(木) おいしい と お い し いの差


夕方 夫から電話があった。
「用があってこっちまで来て お墓参りして実家に顔を出したら 兄貴が今日は泊まれって言うから…」という事だった。
朝 二日酔いで食事も食べたくないと出勤。お昼 家に戻って1時間眠っていたのに…!!
帰りたがっていたから…良かった。
「行くなら もって行って欲しいものあったのにぃ〜」きっと手ぶらでご馳走になって泊まるんだよねぇ〜。。
昨日 娘が夫の実家に何か送っていたなぁ〜。
着替えだって持っていないんだよねぇ〜。
行くなら 準備くらいお昼に出来たのになぁ〜。
ま 行ってしまったんだから…何を言っても始まらないけれど…。

朝はリハの立会いのため施設に向かった。
今朝の母は 穏やかでは有るが…焦点が定まらず 会話も「?」状態。
リハの最中も眠りもしなかった。
朝 ゆっくり目覚めたのだろうなぁ〜。

リハの前に 母の頭をトニックをつけてブラッシングした。抜け毛が多かった。洗面をして貰って お布団を干した。
何故か 敷き布団にカバーがかけてあった。
そして防水マットを使ってなかった。昨日もなかったんだ。

支度をして外に出た。
2つほど私の用でお付き合いして貰って「お昼どうしようかな?」と思った。
ゆとりが有る時間なので「家で食事」と思い スーパーに立ち寄った。
母に「食べたい物が有ったら買おうね」と声をかけて店内を回っていたら魚売り場で「生にしん」と「生牡蠣」を手にした。
それを篭に入れてレジへ。
こういう行動を取ると何となく家に行くという気配を感じるようである。
それでも言葉にならない。

家に着いて 直ぐリビングに向かった。
私は急いでお魚に一塩を振って ロースターで焼いた。
生牡蠣を洗って 酢醤油を準備。
野菜は 朝の温野菜の残り。味噌汁もシジミ汁が残っているので温めた。
ご飯は今朝炊いたのが ギリギリ2杯分あった。

生牡蠣をテーブルに載せると直ぐに箸をつけ始めた。
そこに夫が帰宅。「ご飯はいらない」と言ったけれど 「生牡蠣とシジミ汁」だけテーブルに置くと 夫も食べていた。
魚が焼きあがる前から食事を始めて 焼きあがった魚をテーブルに載せると嬉しそうだった。もう「満足」が顔いっぱいに広がっていた。
途中で「ごはん」とお茶碗を出した。むむむ…今日はおかわりがない。
でも 食べたいのだから…と私の茶碗に残っている分全部母に開けた。
母は嬉しそうに また食べ始めた。
完食である。満たされた顔をみてこちらも嬉しくなった。

トイレに誘導した時の事。
排尿の音が止まった時「もう 出ない?」と聞いた。
すると…
「私 未だ 蓋しているから…」と笑った。
「じゃ 蓋を開けてよ…」と言うと 暫くしてまた排尿の音がした。
母の会話は こんな風で有る。
とんちクイズ風で有る。知恵を廻さないと付いていけない。
こんだけ 頭使わせて貰っているのだから 呆け防止にならないだろうか?

暫く休息の後 入浴。
母が洗って足りない所を洗ってあげた。
「上がる?」と聞くと「上がってからお湯とか水とかかけないでね」と言うので「判ったよ」と返事した。
でも家でお湯をかけたりなんてしないのだ。施設ではそうやるのかな?
風呂上り とても眠そうなので頭を乾かしてから横になって貰った。
その間に毛布から 足だけ出してもらって爪きりをした。
靴下を脱ぐと「わ 伸びているね」と言うのに切ろうとすると「痛いから…」と言うので足の爪は切れないでいた。
今日は半分寝ている状態で 何とか切る事が出来た。

昨日 おいしいお店でケーキを買ってきていたので半分こした。
一口食べて「お い し い」と言った。
ここが微妙だ。
母のおいしいと言う表現は「んまい」が一番なのだけれど。「んまい」も「おいしい」もほんとにおいしい時とちょっとおいしい時とが微妙に違うのである。
日記なので そこをうまく表現できないのが残念である。


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