母のタイムスリップ日記
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母は ソファーに座っていた。 良く見ると何か紙を折り込んだ上に座っていた。 その紙は B4くらいのサイズで横に2センチ幅で屏風のように折り込んだものだった。 「なあに?」と広げてみると 慣用句のワークだった。 おそらく以前 施設に渡したワークのコピーでないかと思った。
虫食いの慣用句だ。 1 ■■で鯛を釣る とあり■を単語で埋めるのだ。 母は それを読むのに「いち で鯛を釣る」としか読めなかった。 以前なら 見ただけで「海老で鯛を釣る」と言えた。 でも 今は出来ないのだ。 全く出来ないかというとそうではなくて そばに付いて一度■を埋める形で読んであげると思い出せるようだった。
おそらく これを渡されて理解できなくて 折り込んでしまったのだろう。 1人での作業は無理なのだ。かといって 近くに座っている人が興味もないし…で一緒には楽しめない。。。
慣用句は得意中の得意だった筈。百人一首だって得意だった筈。 デイでは 繰り返し楽しませて貰っていたので 維持できていた。 が もう 欠落する一方なのだなぁ〜。
「何処か 面白い所に連れて行って」と母は言った。 少し暑いけれど散歩に出た。 通院する時間には足りなかった。 車を見て「みんな同じ方に行っているね」といった。 彼岸花が咲いているのをみて「あの赤いのはなんだ?」と聞いてきた。 おととい「彼岸花 綺麗だね」とインプットしたばかりだけれど…やっぱり言葉が残っていない。 赤い花に目が行くという事は 一昨日の散歩での事が何処かに残っているんだろうと勝手に良い方に考えた。 ファミレスで 飲み物を飲んでもらい休息。
外に出て 少し急ぎ足で歩いたら「面倒だから 早く歩かないで」と言われた。どうやら 足が少し重いようだ。 靴下を脱がせて居ないので むくみのチェックはしてないが。。。 きっと浮腫んで居るんだろうなぁ〜。
施設に戻って「トイレ行こう」と言うとちゃんとトイレに向かって行った。 出かける前は「誰もいないと困る」と言っていたから…トイレの場所も忘れていたのだろう。 一日の中でも こういう事が何回も繰り返されて居るのだろう。
そうだ 今日の議会で陳情書は継続審議となったと報告を受けた。 これから 資料を取って再度審議される事になった。
いろいろ複雑な思いをしながら 取り組んでいる。 いろんな人がいる。。。
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