母のタイムスリップ日記
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2004年07月31日(土) 心を洗ってくれた人

 母の所に向かいバスを乗り換えた時にその人と出会った。
おそらく 何回か見かけた事も有るし 言葉も交わしている筈である。
名前も住まいも知らないその人。
前の時は 母も一緒で「お姉さん お母さんと一緒でいいね」と声を掛けて来た筈だ。
年齢は 30を少し越えた女性である。
バスターミナルで「○○に行くバスはここでいいの?」と聞いてきた。
「ここでいいのですよ」と言うと「ありがとう」とお礼を言われた。
程なくバスが来て 同じバスに乗り込んだ。
バスが発車する前に携帯電話を出して「バス乗ったよ。家に帰ったらアイス食べて良い?そして それから歯医者さんに行くから」と話していた。
とても微笑ましい場面だった。
 
この方は おそらく障害者だ。
時折 出会うので 母の施設に向かうバスの路線に住まわれているのだろう。出会う度に とても素直な感じが伝わってくる。


ふいに「お姉さん 家に帰るの?」と聞かれた。
なんて答えればよいだろう…と迷い「家じゃないよ」と言うと「お家は何処?」と聞かれた。また詰まってしまった。
バスには他の乗客も居り 自分の住まいを言うのは何となく憚れた。
「少し遠いのよ」と言うと「ふ〜ん」と聞いていた。
「何処で降りるの?」と質問は続いた。
「○△」と言うと「ふ〜ん」と。ようやく質問も終わってほっとしていたら…。

途中「○○は 今日 お祭りなの 知ってる?」と聞かれた。
「へぇ〜 そうなんだ」と言うと「そうだよ」とニコニコ。

「○△」のバス停が近くなった。
すると「お姉さん ○△だよ」と言ってくれた。
しかし私はバス停を言ったのではなくて 住所を言ったので私の降りる場所ではないので次の次なのよ」と訂正。
「何と言うところ?」「×○△」と答えると…。
近くまで来たら「お姉さん ×○△だよ」と教えてくれ チャイムを押してくれた。
降りる時「有難う」と言うと「にこっ」として手を振ってくれた。

疑う事もせず 嫌味な事も言わず ひたすら聞き続ける姿に 心洗われる思いがした。
ご両親が 大事に大事に守っていらっしゃるだろう事が容易に想像できた。

この所 トゲトゲしい話に晒されていたので 素直さに打たれてしまった。

母も私に対しては 殆ど疑う事がない。
まるの儘 である。
今日の母は、とても状態が良くて 着替えなどにも 言葉がけ等なくとも自発的に手が動いた。
お散歩も出来た。
あせも出た。
長く歩く事を望まなかったのは きっと 心が安定しているからだろう。

午前中は 利用者さん訪問。
地域の助け合いの輪に手ごたえを感じた。
利用者さんが「私に出来る事 手伝わせてください」と言ってくれた。
動く事は無理でも 出来る事がある筈…と考えてくださった。
やはり 利用者対協力者…この関係は やっぱり対等で…この地域の利用者さん訪問をお受けしてよかったと思った。


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