母のタイムスリップ日記
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昨夜 12時頃に 母をトイレに起こす。 布団から立ち上がって貰うのに ちょっとした力仕事になる。 母は まだ 布団を使って寝ている。 同じフロアで 布団に寝るのは母1人になっている筈である。 立ち上がりの介助は大変だけれど…母自身結構 足腰 腹筋等使っているのが見えて ベットにしてしまったら この筋トレが出来なくなりそうな気がいている。 出来る能力、使える筋力は やっぱり現状維持に努めるようにしたいと思っている。
ベットを使った方が母自身も楽だろうし介助する側も労力が軽減されるのはわかっているけれど…。
トイレから布団に戻って直ぐにまた寝入ってしまったのだけれど…。 1時半頃 何となく気配を感じて母の所に行くと…。 常夜灯の中 布団に入ったまま ぬいぐるみとお話していた。 目はパッチリとして…。 「キャー このまま眠らなかったら…」と少し不安に襲われた。 再度トイレに誘導して 暫くそばで様子を見守っていたら…いつの間にかまた静かに寝入った。
在宅の頃 幾度も目を覚まして「お家に帰る」と言い出して 眠い目を擦りながら「今は夜中。寝る時間よ」とヒステリックな声を出して母を更に不穏を煽った悪夢様な時が幾度となく繰り返された。 それと比べると 何と平和な事だろう。
それから6時まではぐっすりだった。 夫の仕事で早く出るので 早々に起きてもらい 朝食を摂った。 母は またもやおかわりをした。 いつもより3時間は早い朝食の筈だ。 食器を洗ってもらい 新聞を読んでもらっている間に洗濯。
暑くなる前に 散歩に連れ出した。 足取りも軽く むくみもない。 ふと気が付いたのだが…やっぱり言葉が少なくなってきている。 家の周りの散歩でも 以前はもっと賑やかだったのになぁ〜。 人や車が通ると「誰か来た」「何か来た」とは言うけれど…自発的な言葉がかなり少なくなってきているのだ。 ただ 母自身 さほど不自由そうに見えないし 哀しそうでもないのが救いである。
家に戻るともう汗びっしょりだった。 汗を良く拭き 手紙を書いて貰った。 いつも教会から お便りを戴いているがお返事をなかなか書けないでいたから。下書きの文を渡すと さらさらと書き出した。 前と比べるとかなり文字に力がなくなって来ているけれど…朝と言うせいだろうか…ほんとにさらさら書いていた。 前回書いた時は 幾度もやり直し…多少の間違いも放置しなければならないほどだったのだが…。
それから 無難なテレビを見せる為 テレビのある部屋に移動。
実は 昨夜の事… 「嫌だなと思ったけれど…殺そうなって思わないのに…。死んじゃうよと言うの」と妙な事を話していた母だった。
心当たりと言えば…施設で良くテレビの前にいる事。 それと 食欲が落ちている方が多く 食べるように言われる事が多いのではないか…と。
おそらくテレビではないかとは思ってはいるのだが…。 と言うのも テレビを観ていると現実との区別が付かなくなり…ドラマでもニュースでも怖い場面になると 急に不穏になる事が多かった。 だから 家ではテレビを見るのをなくしたのだった。
施設に入ってもテレビに見入る事は殆どないようだったが…最近テレビの前にいる事が多く また見入ってもいるのだ。
だから せめて家では 無難なテレビを選んで視聴してもらうようにしている。でもテレビを観る時間等 殆どないのだけれど…。
昼少し前 お腹が空き始めたようだったので 早めに昼食を摂ってもらった。休息してから入浴した。
2時を少し回ってから 施設に戻った。
戻って職員が母の手に触れた時「熱いね」と言われ「熱があるかな」と心配なされた。 確かに昨夜も母の手が熱いなと感じていた。 でも 食欲もあるし元気なので「暑いからだろう」と気にも留めなかった。 職員に言われて「しまったかな?」と思った。 でも 検温しても熱はなかったのでほっとした。
今フロアの人たちは 元気がなく室内で過ごされている。 その人たちの手は とてもひんやりとしている。 母の手の熱さは 当たり前の状況なのだけれど…周囲との比較で驚かれたのだろう。 「○○さん(母の名)一番元気だもの…」の話となる。 そう 今は 一番元気な母なのだ。 判らない事いっぱいで お話も出来ない…訳の判らない行動も多い母だけれど…元気だもの…それが一番だ。
戻って 畑に出向く。 日没まで草取り 水遣り…だった。ほへっ 疲れた。
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