母のタイムスリップ日記
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今日は自主グループ「家族の会」の集まりの日だった。 数日前に 精神病院の痴呆を受け持たれているケースワーカーさんが「見学させてください」と電話を下さった。 ここ2ヶ月 会場管理の人の手違い またそれぞれの用があって参加者が少なくて心細かった。 でも みんなこの会を楽しみにしていらっしゃる事も判っていたのだが…。
「今日 何人来られるだろうなぁ〜」と思いながら庭のハーブを摘んだ。 「今日はハーブティーで気持ちが休まればいいなぁ〜」と思いつつ…。
出かけてみると もう先に来ている人がいた。 間もなくすると他の方もポツポツと見えた。 お元気な姿に出会うとほっとした。 みんなも同じようでニコニコ笑顔となった。 もう これだけでもかなり良い効果が生まれている筈である。
お湯を沸かしてもらい ハーブティーを入れて戴く。 みんな生のハーブ?とビックリなさる。 紅茶とミントとレモンバームとレモングラスを急須にいれてちょこっと置けば おいしいハーブティーとなる。 湯飲みが個々に運ばれるとミントとレモンハーブの香りが立つ。 お砂糖なしでも十分楽しめる。
ケースワーカーさんもお見えになった。新しい方も二人加わった。 そこに保健所の保健婦さんも来て下さった。これは予告なし。 市役所でも保健所でも支援センターでも みんなこの場所でやっている事は判っているので飛び入り自由である。 ただ こちらの会は家族が主流なので…あまり大勢の専門家の参加は避けている。専門の人とのお話は 別の会があるのだ。
この会は みんなの会である。 会の登録をするために責任者がいるけれど…会はみんなが主役である。 介護の最初は 右往左往するけれど 介護が長くなるに連れてそれぞれの体験を元に話せるようになってくる。 個々の工夫も聞かせて貰える。 勿論情報も…。 今日はネット仲間の「痴呆の人の入院にヘルパーの付き添いを認めて欲しい」というメールが入っていたので 具体例を挙げてもらうつもりだったけれど…。 もう 介護の話で目一杯の会となってしまった。 進行するにするに従い 排泄と食事の事が重要となってくる。 夜間のトイレ体制 ポータブルが理解できなくなりつつある等深刻な悩みが聞かれた。対処方法などもそれぞれの経験を聞かせて貰った。 食事も嚥下困難というよりも 手の動きの問題 物が認識できずに吐き出してしまう問題 歯が無いけれど何とか租借させたい等々。 入浴や辱の事等も話題になった。 目一杯話して デイの送迎に間に合わなくなるから…と帰る方もいた。
会を終えて ケースワーカーさんや保健士さんに感想を伺った。 精神病院でもこういう家族会をやっているけれど ここまで家族が話す事はないと言って驚かれていた。 「やはり 家族だけの方が話しやすいのでしょうね」と言われていた。 精神病院から地域に戻ってからの家族の生活を案じられて居られて…この会を皆さんに紹介しますから…と言われた。
ケースワーカーさんの所属する精神病院は 前向きで家族のケアも考慮なさる所である。
以前にも触れた事があるかも知れないのだけれど…。 普通家族の会と言うと介護のイライラを目一杯話す会になる事が多いのだが…。家の会はそういう話が少なくて 工夫や情報交換。体験談が多い。 イライラを話して重荷を下ろす事もとても大切な事なのだが…。 人の体験に耳を傾けているうちに「自分よりもっと大変な人がいて…前向きにしていらっしゃる」と気が付いて心落ち着く人が多いのに驚く。 介護の先の不安が消える訳ではないけれど「何とかなるかも知れない」と感じられるようである。 誰が仕向けている訳ではないけれど…そんな会になっている。
今日は差し入れが多くて…おいしかったぁ〜。 差し入れは無い日だってあり それはそれで気にならないのだけれど…。
会が終わり みんなそれぞれの家に戻った。次の会まで…暫く辛抱の日となる筈。
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