母のタイムスリップ日記
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2004年06月02日(水) えへっ いい事ずくめ

 
 昨日は、どうにもこうにも 頭がパニック状態となっていた。
午前零時ごろには、頭がクラクラとしてきて 早々と就寝した。
ある事をしようと思うのだけれど そのための下準備と言う物をどうやって行けばよいのかさっぱり見当が付かなくて…。
サポートしてもらうにも 物事の決まりすらも判らず 何処から手を付ければ良いのか…。ただただ悶々とするばかりだった。

初めての経験は 勉強にもなるけれど…。疲労度も高いなぁ〜。

朝の目覚めは 昨日を引きずってさわやかとは言えなかった。
でも、第一歩の電話でスーッと頭が軽くなって来るのが判った。
ひとつ道が開けたから…。全く単純である。

母の所に出向こうとした時 郵便が届いた。GHの利用料の領収書だった。
普段は出掛けに開封しないけれど…今日は何の気なしに開封。
すると 初めて領収書に明細が記されていた。
とても嬉しかった。私から見ると明細なんて簡単だろうと思うけれど(役所の人に言わせるとこちらには出ていますから…聞けば直ぐわかります)と言われていたけれど…。そんなに簡単な事ならチョコッと書けるだろうに…。
書けないという事は、面倒な事があるからだろう…と思って ずっと様子を見てきたのだった。
ほんとは もう少し詳しい明細が欲しい所だけれど…ないよりずっと納得できるから…。
こういうところで 利用家族は穿って見てしまうのです…。
いや、私だけかな?
と言う訳で ここでも気が晴れた。

母を連れて施設の外へ出た。
「ねぇ〜。動物と花と絵のなかでどれを一番見たい?」と母に聞いてみた。
母は、3つの単語をしっかり反芻して考えた。
「へぇ〜。ちゃんと記憶できてるなぁ〜」と久しぶりに驚いた。
そして「花がいいな」と答えた。
これで決まり。
少し離れた「植物園」に直行。

行きの道は少し不安げだった。
でも植物園の前に付くと目がきらきらとしてきた。
ここの植物園は 車椅子もある。トイレも身障者用があり 園内あちこちにトイレがあるしベンチも多い。
数年前に来た時は 歩いたけれど回っているうちに疲れて花どころではなくなった事があったので車椅子を借りた。
車椅子に乗った儘いたわけではない。歩きたくなった時は降りてもらい車椅子を押してもらった。勿論こちらも補助して暴走しないように配慮した。
時として「あんたも乗りなさい」と私に言った。
「はい 有難う」と乗らせてもらった。私を乗せて車椅子を押す母…。
ちゃんと動いたけれど…でもやっぱり恥ずかしいので 直ぐ降りた。

花を見つめる母のまなざしはとても柔和になった。
特に険しい顔をしている事等ないのだけれど…。それでもとてもよい表情になった。
花の場所だけではない。大きな木々の下でも 野草などのある鬱蒼とした場所でも…とても良い表情だった。
自然の力って偉大だなぁ〜。

いつも施設から連れ出す事でいっぱいいっぱい…他の人よりずっと外気に触れているし…なんて思っていたけれど…。
考えてみれば 施設に入ってからこうやってゆっくりお出かけと言うのは本当に減ってしまっていたなぁ〜。
在宅の頃は こういう表情だったんだなぁ〜。
自分の感覚が麻痺って来ているという事だろう。反省だな。

夕方になると混雑してしまうので 早めに帰路についた。
施設近くまで来ると「疲れたなぁ〜」と言っていた。
居室に入り横になって貰った。
程よい刺激になっただろう。

気が付けば…私自身もかなり気分転換できたようで やる気が生まれてきた。
急ぎ家に戻って 家のスチロールの箱で育った枝豆を植えつけるため畑に出向いた。
植え付けを済ませて…畑を離れる時に青空の残る空に白い雲が赤く染まって…久々に「きれい」と叫びたくなるような夕焼けに出会った。
何だかスキップしたい気分になる。
野良仕事帰りの農家の人になった気分…。いや、ちっちゃな畑でちょこっとの仕事でこんな事言ってはいけないんだけれど…。

何だか 一日とてもよい気分だった。


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