母のタイムスリップ日記
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2004年04月27日(火) 介護者としては  まだまだかなぁ〜。


 台風かと思うほどの強い風が吹き荒れた一日。
まだ、風が吹かないうちに母の所に向かった。
切り抜いてもいい雑誌と鋏とのりと飲料とおやつを持参した。

母は比較的落ち着いていたが 折り紙等をカーディガンに巻き込んでいた。「出かけるのぉ〜?」としきりに母は聞いて来た。
私イコール外出の図式が 母には出来ているようだ。
忘れる一方ではなく 感覚的にでも覚えられるというのを見ると嬉しくなってしまう。
「今日は お天気が悪いから出かけられない」と言うと視線を窓の外に移して「雪降ってる」と言う母。「大雪?」と聞くと「細かな雪」と言うのだった。でも、ほんとは吹き付ける雨なのだ。雪に見えなくも無いので否定しないで「へぇ〜」とだけ返した。

外の景色を見ながら ストレッチ。足腰の鍛錬である。今日は、安定していた。一昨日は、便秘でお腹が張っていて気分が悪かったのかもしれない。

職員に排便状況を確認してから、水分たっぷりとおやつ。おやつは、いちぢくである。とても甘いので母も口に運びやすい。繊維もたっぷりである。
程よくお腹が満たされた頃 職員が入浴のお誘いに来たのでお願いする事にした。
その隙に 居室の掃除をした。

入浴後 水分を取りながら 雑誌類の切り抜きをしてもらう。
施設には 鋏を置いてはいけないので持って行くしかないのである。
確かに事故は怖いけれど…鋏なんて毎日のように使っていたのに…施設入所と共に経験できなくなってしまう。ちょっとめには たいした事もなさそうに見えるけれど…能力全体が後退して行ってしまうのだ。
久々の鋏を使って 最初は切り落としてしまったりしていた。
ほっとしたのは、切り落とした事に気が付いていた事だった。
暫くするうちに 勘を取り戻したようで 切り落とす事も無くなった。

それを、厚紙に貼り付けた。
母は、この作業に乗り出したので 折り紙を折って花模様になるように切ってそれを違う折り紙に張りつけて模様を浮き上がらせた。
これも 母は楽しそうに作業していた。
満足げな母の様子をみて 嬉しくなった。まだ 楽しめる事があったんだなぁ〜。

途中でトイレ誘導。少し頑張ってもらい 排泄大小が成功。

痴呆になって 10数年を経て「介護」「痴呆」と言う物をある程度理解し また、諦めてもいるのだけれど…。それでも 強い下り坂に直面すると やっぱり介護者として落ち込んでしまう。
今日のように 落ち着いて できる事が割りに出来ると 嬉しくなってしまう。程ほどの介護を思うけれど…下り坂にはやっぱり力んでしまうあたりはまだまだなのかなぁ〜。


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