母のタイムスリップ日記
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昨夜 娘は泊まりで、予定の来客も無かったので 今朝はいつもより早い時間から動き出せた。 気になっていた庭の手入れを少しした。 新芽の広がるハーブの冬枯れした部分を取り除いた。新芽に触れるたびにハーブの良い香りが広がって…リフレッシュ。 ぎぼうしも芽が動き出しているけれどちょこっと株分けした。 軒下で冬を過ごした鉢植えを日の当たる所に移動。古い枯れかけた葉や枝を整枝した。 我が家の庭も遅まきながら…春支度である。
一仕事終えて 母の所に向かった。 母は居室の洗面台の鏡をみて目を擦っていた。 「泣いてたの?」と聞くと「泣いてないよ」と頑張る。 そう、その調子…。堪えて頑張る…それが出来れば きっと落ち着いてくる筈である。
支度して家に向かった。 また、トイレの話で恐縮であるが…。 これが、痴呆の場合 必要不可欠である。 母の課題は、自力排泄の維持と排泄コントロールである。 今日は、幾らいきむように言っても「んっ」くらいしかいきまなくて 出てもおかしくないのに…でなかった。 トイレで10分ほど格闘して諦めようと思った所で閃いた。 「ねぇ〜。大をする時はどうするの?」「頑張るのよ。でも、頑張りたくないなぁ〜」 「お腹痛いんでしょ。」「ううん。痛くないよ」と言うのだけれどこれは真実ではない。しきりにお腹を擦っているのである。 「固い大で肛門を塞いでいるからガスが溜まって痛いんだよ。お腹触ってごらん」母がお腹を触ったので「ほらね。ここに在るでしょ」とちょっと嘘をついた。「ウン。ここに在るね」と母。 「あのね。私がう〜んといきんだら私の大が出るだけで○○チャンの大が出る訳じゃないのよねぇ〜。困ったなぁ〜」すると母は笑い出した。 「そうだね。判ったよ。頑張る」 ようやく 話が通じて用を足す事が出来た。
その後 食事。 筍ご飯と筍と椎茸と豚肉の煮物とほうれん草のおひたしと豆腐の味噌汁。 山盛り筍ご飯をぺろりと食べた。 筍の煮物は食事が済んでからも食べていた。家で灰汁を抜いたので少しいがらっぽいのだが…それでも筍好きな母なので箸が止まらない。 便秘解消になるかも…と好きなだけ食べてもらった。
その後入浴洗髪。今日も熱いと騒いで不穏の一歩手前となった。 「ごめんね。でも身体も冷えていていて熱く感じるのだから我慢してね」と言うと母は我慢してくれた。 風呂から上がる時「有難う。有難う。」としきりに言った。 今日は やたらお礼が多いなぁ〜。
風呂上りに プリンとジュース。
ゆっくりした後で手足の爪を切った。 これも「痛い」の連発で注意深く切ってあげた。 爪きりが終わるとまた「有難う 有難う」
綺麗さっぱりした後で 駅に向かって歩いた。 途中 後ろから若い子が追い抜いていくと「私は遅いんだね」と言い早歩きを始めたが「やっぱり無理だな」と普段のペースに戻していた。 いや、それでも充分早いのだけれど…。 「疲れない?」と聞いてもめげることなく「疲れないよ」と元気。 無理してるんだなぁ〜と思うけれど気づかぬ振りをして頑張って貰った。 これだけの運動量なら 便秘も解消するかもなぁ〜。
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