母のタイムスリップ日記
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2004年01月31日(土) まさか…


 今日の血圧120/68だった。
数日前から、トマトジュース、トマトを飲ませたり食べさせたり…昨日は酢玉葱を食べてもらったけれど…。
ま、まさか 即日効果があるなんて事は無いよねぇ〜。
けれど、久々にいい数値だった。
この所良くて140〜150で悪いと190越える。
180なんてざらの日々で内心はらはらのし通し。
一体何が起きたのだろう。
下がりすぎも良くないと言うけれど 7.8年前はこれくらいの数値が時折出ていたのだから…。職員に話したら食べ物でなんて…と言っていたけれど…。
少し興味が出た。
暫く試してみようと思った。これで下がるなら、余計な心配しなくて済むもの…。

夕方、母を施設に送ろうと玄関でコートを羽織っていたら…母の目から涙が…「駄目だなぁ〜」
「何が駄目なの?」「弱虫で…」
そういえば、家にいる時から「迷惑ばかりでごめんなさい」としきりにいっていた。今日の母は、何ひとつ迷惑なんかかけてないのに…と思って不思議だった。
「何でそんな事言うの?娘には甘えていいのよ。泣きたかったら泣いていいのよ」と声をかけて抱きしめた。堪えていたものが解かれたように…ウォンウォンと泣いた。
「どうしたんだろうねぇ。何が哀しいのかな?」と聞くと「何でも無い」と言う。更に聞くと「何をしてもつまらないの…。」
「じゃ、ここに居ればいいでしょう。泊まってよ」と言うと「有難う。弱虫でねぇ〜。頑張ってみる。もう泣かない」と言った。

此の儘帰っても きっと哀しさを引きずってしまう事は目に見えていた。
だから、二人で歩いて駅まで歩く事にした。
疲れないかと心配だったけれど、腰を下ろすことなくずっと歩き通した。
勿論、大きな声で歌いながら…。

母の記憶はぼんやりとしているから、昨日も我が家に来ている事等はっきりと覚えてはいない。でも、考えてみると続けて我が家に来た日は こんな風になる事が多い。という事は、家に来ているという事が何等かの形で頭に残っているのだろう。

親不孝な私だ。
いや、家でずっと過ごせば ここだってつまらなくなるのだけれど…。
少なくとも嫌に成ったら直ぐに気分転換に外に連れ出せる。

託すという事は、罪な事だなぁ〜。
でも、在宅で何処まで母をよりよく介護できるのか…。
家の事で我慢させることだってきっと増えるのである。

あ〜堂々巡りになってしまう。

施設に着いた母はしきりにおかちゃんを連発。口封じに飴を1個ほおばらせた。「おいしい」…なんて奴だ…聞きたくないことから逃れている。

塗り絵を渡すと今日はタンポポの葉や茎を緑色で綺麗に塗り始めた。
もう少し傍にいれば、今日はきっといい作品に仕上がるなあと思った。
でも間もなく夕食が始まる。テーブルクロスも準備された。
集団で過ごすって難しいなぁ〜。

やっぱり、悪いのは私だね。もっとしっかり向き合って考えなければ…。


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