母のタイムスリップ日記
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2003年12月15日(月) 嚥下障害


 嚥下の予防のため うがいを始めた人の事紹介した事があっただろうか?
嚥下は のどの筋肉の低下から起きるという事。
そのために 上を向いてうがいをして予防に努めている…という事。

嚥下障害は、痴呆に限った話ではない。
私の行く末にもきっと待っているのだろう。
だから 他人事ではない。
その話を聞いて以来私もうがいを意識的に実行している。

何故こんな事を書いているか?
それは、ある方から「ゼリー食の方 そばにいらっしゃいますか?」とメールを戴いてはたと考えた。
残念ながら身近でゼリー食をしていらっしゃる方は居なかった。

でも再び嚥下障害について考えてみた。
母は、危ういながらもまだ酷い嚥下障害は起きていない。
だから、とろみとも無縁である。

嚥下が酷くなると食事の量も減ってきて体重も減少する。
体力も落ちてくる。
以前 訪問していた方も嚥下障害が起きた。
その時に家族のなさった対応になるほど…と思った事は、高カロリー摂取を狙いチーズケーキ、コーヒーゼリー、茶碗蒸し、チョコレート、葛湯等を準備していらした。
困ったのは、利用者さんが「甘いものが多くて嫌になる」と言われてなかなか召し上がろうとなさらなかった。励まし励まし食べていただいた記憶がある。時に野菜などを細かく刻んでお好み焼きを作ってお口直しもしていただいた事もあった。
確かに甘い物はカロリーが高いから…体重減少は緩やかだったと記憶している。

じゃ、ゼリー食になったら 元に戻すのは無理か?
そこが気になり 今日 保健婦さんにお聞きしてみた。
歯科医(口腔外科)の指導を受けながらリハビリを重ねればゼリー食でなくとも良くなる可能性は有るそうである。
何処までというのは ケースバイケースになるだろうけれど…。

友人が嚥下障害が起き始めてとろみを取り入れた。
でも、友人はその内なれて元に戻してゆっくりか噛んで食するようになっている。水だって気をつければ大丈夫になった。
これは、未だ 若いという事もあるだろうな。

歯科医の指導は 氷を口の中で転がす事から始まるとも聞いた。
やはり 専門家ならでは知恵が有りそうだなと思う。

噛む事は脳を刺激すると言う。先日も新聞に載っていたけれどよく噛む人は呆けにくい…という事だった。早食いは 呆けやすい…。
よく噛んで 脳に刺激を伝える事も大切なんだなぁ〜。
そう言えば、母は嫌になるほどよくかんでいた。
痴呆が始まってもその習慣は変わらず早食いの夫が感心していた。
早食いは 肥満にも繋がるから…夫は感心していたのだった。

あれ、話が反れてしまった。
口から食べ物を摂取続けられるように…と更に母も私も気をつけよう。
そして嚥下が始まったら歯科医に相談しながら 食べるための努力をしよう。
ある方のメールから再度学ばせて戴いた。

家族の会終了後 母の所に向かった。
母は石垣りんの詩集を声を出して読んでいた。勉強している風であった。
数ヶ月 この本が無くなっていた。家に持ち帰ったかと探したりしていた。
施設には届けでてなかった。
きっとどっからか出て来たのだろう。
母は「表札」が好きでそれ以外はあまり読まなかったのだが…今日は他のを読んでいた。良かった。

気温が下がり寒い日だったけれど母を外に連れ出した。
母は、看板を読んだり通りすがりの人の服をみたり…で言葉をよく発した。
「298円」と読んだ看板は 吉野やの物。
「牛丼の値段だよ。これって高いか安いか?」と母に聞くと「これくらいが丁度良いんではないか…」という事だった。
期待した答えは「高いなぁ」だったのだけれど。
判ってんだか?判ってないんだか?
でも、目に留まったものを使っての会話の方が弾みが出てくるように感じる。


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