母のタイムスリップ日記
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午前中に母を迎えに出向いた。 家に向か途中 臨時の売り場で年賀状をようやく調達。 局員の方がポスト型の貯金箱をくれた。 母の絵の素材になるぞぉ〜とありがたく戴いた。
家について直ぐスケッチブックを出してきて母にチャレンジしてもらう。 頭の部分は、とてもうまい具合に描けたので「いいぞ、これなら以前のタッチだ」と思った。けれど、ポストのお腹の部分にペンが動かなくなった。 頭の部分を消しゴムで消して訂正を入れる。 それでも、完全集中は、4.50分はあった。 結局、時間切れで中断。 昼食後折り紙に挑戦。 細かい作業、長い集中があった後なので切り替えが出来ない。 折り紙を渡すと細かく屏風のように折り始めた。 「こりゃ、いかんぞ」と思い途中までは折った物を渡した。 そこからは、綺麗なコースターを折る事が出来た。 この所、折る力が復活していて初めから一人でコースターを折れるようになっていたのだ。 ここまで出来れば上等だよ。
リハを受けた後、其の儘ホットカーペットの上で転寝をした。 寒いといけないので綿毛布と羽毛の肌がけをかけた。でも「寒い。足が冷たい」と言う。更に羽毛の肌がけをけてようやく治まった。 施設では、毛布と羽毛の肌がけで寝ているが、寝始めや明け方寒くないのだろうか…と気になった。
暫くして目覚めたので、今度は、里芋の蔓の皮むきをしてもらう。 テーブルに新聞を広げて手袋をはめて貰った。 芋の蔓を渡すと何をしてよいのか分からずに撫でているだけだった。 蔓の端の方を少し剥いて渡すとそこからはスムースに作業ができた。 剥き終えた順から一本一本ヒモで留めてて行く。 その間に夕食の準備をした。母に背を向けての仕事になる。 「おかちゃん」と呼ばれるたびに返事を返していたが少し忙しくなり母の声も小さくなったので返事しないでいた。 すると「返事が無いなあ…」と呟く声が…。慌てて「いるよぉ〜」と返事すると「いいんだ。ご馳走作ってるから忙しいんだね」といたわりの言葉が返って来た。
夕食は、相変わらず目いっぱい食べていた。食事が終えても未だ食べたそうだったのでトマトと柿を剥いて渡した。それもぺろりと食べた。 不思議な事に「ご飯のお代わりは?」と聞くといつも「いらないよ」と言う。それでもこうやっておかずの追加はちゃんと食べる。
その後入浴。 やけどがあるので注意深く進めた。 最初に包帯の上をラップで包む。その上をネット包帯でカバーした。 それでも濡れない様に細心の注意を払った。 洗髪も体洗いも軽めにして置いた。 今日は、屈みこんでいる時に久々に少し粗相が…。でも、脱衣室にはティッシュとビニール袋を準備しているので慌てる事はせずに済んだ。 急ぎ頭を乾かして 施設へと向かった。今日は、娘がいたのでタクシーを使わずに済み助かる。 冬は湯冷めしてはいけないので どうしても車の移動が多くなる。
こんな風で 我が家でのデイ 終了。 母にしたら盛りだくさんの一日だったと思う。 「かえるぅ〜」とか夕方のそわそわも無く まるでいつも家で過ごしているかのようにゆったりと過ごしていた。
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