母のタイムスリップ日記
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2003年11月05日(水) いつかは 来るんだよね


 母は、机の上を整理していた。
近頃 見かけなくなっていたのだが…。
「何をしているのかなぁ〜」と聞くと「寝ようと思って…」と言う。
「誰が寝るの?」聞くと「寝ようと思うのだけれど寝られなくて…寝ないように…って」
そんな会話をした。
母の手元は、折りあげた箱に更に小さな箱を入れた物を 小さなサテン風のハンカチに包もうとしている。
ハンカチがつるつるとすべりうまく包みこめないので幾度もやり直しているのである。
話している事は 違っているように見えるけれど、きっと包み終えた時が寝た時となるのだろうなぁ〜。
納得出来るまでやっていた方が良いと思い、押入れの整理を始めた。

職員が、少し片付けてくれた様であるが、Tシャツや半そでパジャマがまだ、少し出ているので、夏物はしっかりしまいこみ冬物に入れ替えた。
母は、自分の仕事を続けているが、こちらの様子も時折みて「整理してくれているんだね。汚くしてるから…」と申し訳なさそうである。
前なら、自分の仕事を止めて手伝うの常だったのだけれど…。

作業しながら「おかちゃん」と繰り返し言うので 傍に行って肩を抱き頬擦りをしたら「有難う」と言う。「人恋しいのかな」と思い幾度も頬擦りをした。その度に「有難う」と言っていた。
これくらいしか、出来ないのだからなぁ。

その後外に出た。
「何処に行きたい?○○山?○○のお家?」と聞くと「家」というので家に向かった。

今日、毎日訪問していた方のホームページが突然閉じられていた。
ご挨拶のメッセージが書いてあった。
穏やかでお散歩の折の風景が綺麗で楽しみだったのだったのけれど、「上手に気分転換をなされていらっしゃるなぁ」と思っていたのだけれど…
介護に手がかかるようになってしまわれたのかなぁ…。
「今まで有難う」

私にも、何れ来るだろうのだろうなぁ…。
介護日誌の終わり方かぁ…。


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