母のタイムスリップ日記
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2003年05月31日(土) 私は誰でしょう。


 リハを受けるため 昨日に続いて母を家に連れてきた。
母が「何処かずれている、何かがおかしい」と思っていたが、昨日は話が出来なかったので今日はゆっくり話してみようと思っていた。

今日も、母はおかしい。
涙をうっすらと浮かべている。外に出るときも「出ていいのか?」と幾度も聞いてくる。何か、母にとって面白くない事があったのだろう事は想像できた。
家に着いたとき「賑やかな所に行きたい」と言った。
でも、あいにくのお天気でリハも有るので母の要望に沿う事は出来なかった。

リハをはじめた時、今までになく不安がった。傍で母の手を握って上げたら少し落ち着いた。時々目を開けて存在を確認していた。
暫くすると、気持ちよさそうに眠り始めたので傍を離れたりできるようになった。リハを終えても眠そうだったので余韻で暫く横になって貰った。

「おかちゃん」と言う言葉がやけに多い。
だから、「おかちゃんは何処に居るの?」と聞いてみた。
すると、「ここに居る」と私を指差した。
じゃね、「○○は?」(いとこの名)と言うと。
    「ここに居る」と私を指差す。
じゃね、「××は?」(私の名)を言うと
    「ここに居る」と言いながら流石におかしいと思ったらしく「おかしいね…」と笑い出した。二人で大笑い。
でも、直後、また同じ事を同じ順で聞いてみると、同じように答えてしまい、
母は、大笑いをした。
こんな風に、母をからかってしまういけない娘でありました。

それでも、「おかちゃん」は頻繁に口にしていた。
そのたびに「なあに」と返事をしていたのだが…。
母の言った一言がひっかかっている。
「何回も言ってごめんね。うるさくてごめんね」
私は、一度もうるさいとは言わないし、何回も言っていると言わない。
きっと、入所者から責められたのだろう。其れも、一回では済まない位。
母の頭には、数回の言葉では記憶されないのである。
そんな訳で、ちくりと心が痛みました。


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