母のタイムスリップ日記
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帰ってきました。 娘が、代打日記を書き込みそうな気配は感じていた。 が、母との事は初耳。
その娘が 用があるからついでに迎えに行くと電話では言っていた。 が、母を連れて来るとは、全く予想も付かなかった。
約束の場所は、地元の駅ではない。 そこは、地元からは相当に離れているとても賑やかな場所。 車から降りた娘の隣に母がいた。 「えっ、どうするの?」これから、いくら頑張っても夕食までには施設に着かない。私も疲れてしまっているし…。
でも、どっかでほっとしている自分がいる。 其れは、昨日今日と面会できなかった事、そして、ひょっとすると明日もちょっと、会があって母のところまではいけないかも知れないのだった。 でも、そんなに空白を作ってしまってはよくないだろうし「どうしようかな」と考えていたのだった。
母の顔を見て覚悟を決めた。 夫には悪いけれど夕食は、ここでして行こう。 ちょっと贅沢だけど、たまの事だし。母をここまでつれて出るのは滅多にないだろうと。 イタリアンレストランに入った。 ナイフとフォークがたくさん並べられた時「母には無理」と思った。 案の定だった。でも、できる限りスプーンにのせたり、フォークに刺したりしながら順番に口に運べればよいと思った。何も、ルールに従わなくとも…。 母は、おいしそうに食べていた。 デザートまで、全量食べた。 それから、ちょっと、買い物をして施設に向かった。 娘は、連れ出した責任上施設に遅くなる旨は告げ、更に帰宅も遅いと伝えていたようだった。 施設に戻ったのは、8時を回っていた。 母は、車窓からの夜景を楽しんでいた。 「眠くないの?」と聞くと「大丈夫」とニコニコ。 横になる事もなく程よい疲れだったようである。 施設に着くと行った先を聞いた職員は驚かれ「良かったね」と母に声をかけていた。母は「?」といった所。
私は、旅帰りでホントはかなり疲れていた。やはり年を感じていた。 でも、これで、明日は面会に行かなくとも大丈夫かも。 ちょっと、肩の荷が下りた。
それにしても、大胆な行動をする娘である。唖然としてしまった。
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