母のタイムスリップ日記
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2003年05月16日(金) ちぐはぐな動作


 今日は、療法士さんの都合で午前中のリハとなった。
母を迎えに行くと、朝食が済んだばかりだった。
施設の夕食から朝食までの時間はかなり空いている。施設の朝って、空腹でみんな、さぞかし忙しないのではないかと想像した。

施設から家まではバスを利用した。
そのバスを降りようとしたときの事。
「降りるよ」と母に声をかけ立ち上がったことを確かめて降車口に向かった。けれど、母は石のように動かない。
「降りられない」と言っている。振り向くと母の右手はポールをしっかり掴んでいるのだった。「放して」と言っても母は、理解できない。
直接右手に触れて「放すのよ」と言うとようやく手を放した。
母は、明らかに降りる事は判っていたのだ。でも、手を放せなかった。
通勤 通学の人も大勢いたのでちょっと焦ってしまった。
帰路も似たようなことが起きた。

ちぐはぐな動作はそれだけでなかった。折り紙を折ってみたらと渡したのに、折り紙を重ねて鉛筆で点線を書いていった。
絹さやの筋を取ってねと頼むと筋を取り始めた。でも、今度は筋を取った絹さやを口に運んだのだ。
「食べられないでしょ」というと母はニコニコして「食べられるよ」と口に運ぶ。まるで、いたずら盛りの子供のように。
でも、子供は、食べられないと判っていてするのだ。
母は、ほんとに食べられると思っている。
幸い「トイレに行きたい」と言ったのでトイレに誘導。
戻ると頭の方が自然リセットされたようで口に運ぶ事はなくなった。

見た感じは、とても穏やかでありよい感じなのである。
そして、判ってはいるようで判ってはいない。

大きく動作をするときっと大変なのだろうけれど、母の場合、アクションが小さいので助かっている部分がある。今日の母は、ほんとにちぐはぐだった。

リハを終え、昼食を摂り、入浴して、おやつを食べて、ゆっくり家を出て施設に向かった。

母を送って 家に戻ると介護保険の更新の為の調査の電話があった。
在宅時お世話になっていた支援センターが調査に来るという事だった。
ちょっと、ほっとしている私である。

明日は、日記 休みます。
元は若かった人たち(今はおばちゃん)のおしゃべり会です。一泊してきまーーーす。


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