愛する貴女へ・・

2007年12月13日(木) 再会 4 目覚めて

翌朝、カーテンの隙間から入る柔らかい日差しで目が覚めた。
8時過ぎだった。

貴女も同じ位の時間に目覚めたようで
しばらくの間、ベッドの上で二人まどろんでいた。

チェックアウトの時間は12時だから
まだゆっくり出来る。


でも今日、帰らなければいけないんだ・・。
そんな思いが頭を過る。
それを打ち消すように貴女を抱いた。

貴女の肌のぬくもりを
肌の感触をちゃんと刻んでおく為に。
貴女に導かれるように俺たちは一つになり
貴女の中で果てた・・。
しばらく貴女の中に入っていたかった。


俺は枕元にある時計を見つめた。
ホテルの備え付けの時計で秒針がついている。
俺はその秒針を見つめて考えていた。
こうしている間にも秒針は動き続け
今現在もすぐに過去に過ぎ去っているんだな・・。
夕べの事も今朝の事もすでに過去になっているんだな。
そんな事を考えていた。

シャワーを浴びて朝食のあと


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