2017年06月26日(月) |
森博嗣『夢の叶え方を知っていますか?』★★★☆☆ |
森博嗣『夢の叶え方を知っていますか?』
メモ。
「大事なことは二つある。いずれも、夢を実現させた人に共通することだ。 一つは、自分の夢を知っていること。自分が何をしたいのか、明確なビジョンを持っていることである。これがないと始まらない。(略) そして、二つめには、それをなるべく早く実行することである。この実行が伴わないと、夢を思い描くことがライフワークになってしまう(それも、それなりの幸せかもしれないが)。」(p16)
「『夢』というのは、自分の自由の追求である。しかし、それははたして、自分が『見たい夢』なのか、それとも人に『見せたい夢』なのか、一度じっくりと考えてみることをおすすめする。」(p42)
人から与えられたものは、飽きる。自分が楽しむものは、その喜びが尽きない。
元気をもらった、感動をもらった、は危険。 与えられるのに慣れて、自らの「体験」をしていない。一時的な楽しさはゴミ。たまっても自分を豊かにしてはくれない。
「楽しさの本質は、個人の中から生まれる発想にある。」(p59)
「大事なことは、『元気』『やる気』のような気持ちではない。(略)その元気ややる気が今日一日で何を成したのか、ということが重要なのだ。元気もやる気もなくても何を成せるか、を考えた方がずっと良い。」(p69)
「今日、あなたは夢のために、何をしたか?明日は何をするのか? いつもそれを自分に問うことが、少なくとも僕が言える一番の『夢実現の方法論』である。」(p68)
目標は低く描く。 「絶対に守れる約束を、自分に課す。それが第一である。 (略)ようするに、目標なんて、『実現できてなんぼのもん』なのである。」(p105)
「なんでも良いから、まずは始めてみることだ。たとえ方向性が間違っていても、まったく無駄になるわけではない。身につくものがあるし、そして視野が以前とは異なっているからだ。」(p106)
とにかくやってみること。
「ようするに、失敗することも想定してプログラミングしてれば、いずれは夢が実現する。その可能性が極めて高い。夢が叶うか叶わないかは、このプログラミングの腕にかかっているということである。」(p118-119)
「自分は誤魔化すことができない。すべてを裏の裏まで知っているのだから、本当に自分に褒めてもらえるものは、最高に価値があるといえるはずだ。」(p166)
「物事に不満があるときには、些細なことでも腹が立つ。しかし、なにかに熱中し、自分が充実していると感じるときには、意外なほど精神が穏やかになる。なんでも許せるようになる。」(p206)
森博嗣『夢の叶え方を知っていますか?』
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