2017年06月06日(火) |
(株)OJTソリューションズ『トヨタの片づけ』★★★★☆ |
(株)OJTソリューションズ『まんがでわかる トヨタの片づけ』
まんがを読みながら、トヨタの5Sが具体的に理解できる良書。
「愛着の有無を聞いているんじゃない。『それを持っていることによって将来、何か行動する機会が発生しうるかどうか』を聞いているんだ。」(p60)
「持っていてもなんの行動も生まないものは持っていないことと同じ…ですか」(p61)
「人の動きには4つの作業があるといわれているの。 1主作業 2付随作業 3準備・後始末作業 4ムダ・例外作業 ね!」(p98)
「この中で価値を生み出す作業というのは主作業しかないわけ。だからそれ以外のムダ・例外作業や付随作業をなるべく減らしていくことが大事なんだ。」(p99)
主作業の最大化。
ロジカルに理解して納得すれば動ける!というタイプの人には、こういった説明がおそらくすんなり理解できるのではないかと思います。
「保管場所は使用頻度と動作経済で決める」(p112) 動作経済とは高い生産性で作業を行うために研究されたもの。手足の動きに無駄がないよう物の置き場所や配置を決めること。
「片づけの継続には極力ムリがない状態にすることが重要です。」(p113)
職場も家庭も、無駄や無理がない方がうまくいく。 その仕組みを作ることが大事。
「保管場所が決まったら、次は三定」(p113)
「三定とは、定位置(決まった場所に)、定品(決まったモノを)、定量(決まった量だけ保管する)をいいます。」(p113)
読んだ後にすっきりして、これを参考に家や職場を整えてみよう、いろんなことがうまくいくようにしてみよう、と思える本でした。
(株)OJTソリューションズ『まんがでわかる トヨタの片づけ』
|