2016年10月09日(日) |
なだぎ武『サナギ』★★★☆☆ |
なだぎ武『サナギ』
(「BOOK」データベースより) 早くから大人びていた「私」は、中学時代に受けた凄愴なイジメを経て、いよいよ内に向かっていく。やがて部屋から一歩も出なくなった「私」は、代償として食を断つこと、膨大な書物を読むことを決めた―。歩みを止めた「私」がそこで何を見、何を考え、どのようにして出てくることができたのか。
心に残ったところ。
「大事なのは『新しいものを見つける』ではなくて、『今までの自分を捨てる』こと。」(p153)
なだぎ武『サナギ』
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