2014年05月05日(月) |
野口晴哉『整体入門』★★★☆☆ |
野口晴哉『整体入門』
メモ。
合掌行気法。
「まず合掌して指から手掌へ息を吸い込んで吐く。その合掌した手で呼吸する。」(p27)
「よく『健康にしてもらいたい』という人がおりますけれども、健康というものは自分で産んでいかなくてはならない。人からもらうものではない。自分で運動を調節して自分で作っていく。自分の生活の反映が今の健康なのです。」(p47)
「異常なら自分の使い方の結果が異常なのです。だから異常を起こしてそれを治そうとするなら、体の使い方を改めなくてはならない。」(p47)
風邪の活用。
「体重配分計で測っていると、ある人がある時期に、左右の配分が非常にアンバランスになってきて、その左右差がある程度以上になると、風邪をひくということが判ってきました。 だから左右差があまり大きくなると、これは風邪をひく前かな、と思うようになりました。ところが風邪を経過すると、そのアンバランスは、ちゃんと治ってしまう。だから風邪は病気ではなくて、体の歪みを正す方法なのだと考えるようになったのです。」(p149)
消化器系統の風邪なら脚湯、呼吸器系等なら足湯。
左右で体温が違うのも、当然のこと。
「左の鼻から息を吸って右から吐けば、頭は働きやすくなる。この逆を行えば休まる。」 (p156)
「内蔵をいくら検査しても、今自分が何を食べたいか、どんなことをしようと考えているかは他人には判りません。脈の乱れは判っても、それが失恋のためか株が下がったためか、隣の奥さんが新しい着物を着たためか判りません。顔に、他人に見えないしみができたために陰鬱になっていた人もありました。 自分の感じの中を確かめ、体の調子を知ることが管理の最初の問題なのだから、他人より自分が主役であるべきです。」(p219)
体癖論。
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