活字中毒のワタシの日記

2014年02月28日(金) 本田美貴『片づけたいのに片づけられませんっ!』★★★☆☆


本田美貴『片づけたいのに片づけられませんっ!

メモ。

「ただ私は、発達障害かどうかということより、『自分の傾向やクセ』、『問題点は何か』を知り、そのうえで工夫して生活していくことが大切なのではないかと思っています。」(p35)

「そうであっても、そうでなくても『片づけやすい部屋』にすることが、だれにとっても快適な空間を作る基本になると思うのです。」(p35)

「どうしても自分だけでなんとかしたい。そう思う方もいらっしゃると思います。ただ、今までそれができなかったために長年苦しんできたことを思い出してください。今までできなかったことを、だれのサポートもなく急にできるようにはなりませんし、自分だけでやるには途方もないエネルギーと時間と努力が必要になります。
そのエネルギーは、得意なことや自分が楽しいと思うことに使ってください。まずは自分の心が健康であることが一番大切なのですから。」(p49)

「『何がなんでも捨てなくてはいけない』のではなく、『捨てないと絶対に変わらない。でもそれを決めるのはあなた自身』ということです。」(p57)

家族がモノが捨てられない場合・・・
「これらは、相手が大人である場合、本人が困っているかどうかが鍵になります。(略)
それがどんなに大変でも、本人の承諾なしで捨ててはいけないのです。」(p58)

「子どもが片づけられるようになるには、子どもの持ち物を親が管理できる範囲まで減らすことが必要です。」(p59)

「子どもの頃から捨てる(捨てられる)ことに慣れておかないと、大人になってから困るのは本人です。」(p61)

思春期の場合は、言い聞かせること、話し合うことをあきらめないこと。
「モノを捨てなければ快適な空間は手に入りませんが、自分にとって大切な人の心まで捨ててはいけないのです。」(p63)

「家が散らかって片づかないというのは、その物のあるべき場所がない、またはあふれてしまっているからです。
散らかすことをやめられないからこそ、片づけようと思ったときに、出しっぱなしにしてある物を返す場所を作らなくてはならないのです。」(p106)

「『後でなんとかしよう』とおもっているうちは、絶対にきれいになることはありません。」(p143)

「物が捨てられないのなら、自分の管理能力を上げるしかありません。」(p144)

「だれかがやってくれるのを待っていても、何も変わりません。あなた自身が動くことでしか変わらないのが片づけです。もし一人でスタートできないのであれば、家族でも友だちでも業者でも、とにかく助けを求めてください。」(p146-147)

「本も雑誌も掃除機も雑巾も、あなたをサポートする存在でしかなく、すべては、あなたの心が決めることなのです。」(p147)

「完璧ではないけれど、今までよりずっと快適!」(p151 おわりに)

快適で、そこで暮らす人が笑顔でいられることが一番大事。
そのための具体的な一歩を踏み出すかどうかは、自分次第。

本田美貴『片づけたいのに片づけられませんっ!



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