2014年02月27日(木) |
溝口徹『「うつ」は食べ物が原因だった!』★★★☆☆ |
溝口徹『「うつ」は食べ物が原因だった!』
メモ。
「カナダの精神科医エイブラム・ホッファー博士は、わたしが彼のクリニックに見学に行ったとき、すべての患者さんに『あなたは、いままで何を食べてきましたか?』とやさしく問いかけていた。」(p6)
うつの症状とかかわる栄養の問題としてピックアップされている症例。 ・低血糖症 ・鉄欠乏 ・亜鉛欠乏 ・ビタミンB群欠乏 ・たんぱく質欠乏(p106)
P107の低血糖症チェックリスト。
「どういったホルモンが優位に出てくるかで、あらわれる症状は違うが、集中力がなくなったり、イライラや不安感が増したり、人によっては眠気をもよおしたり、手のしびれや動悸、頭痛を感じたり、筋肉がこわばったり・・・など、まさにうつと診断される症状が起こってくるのである。これが低血糖症である。」(p113)
低血糖症の三つのパターン。 ・反応性低血糖症・・・イライラ、不安感、眠気、集中力の低下、頭痛 ・無反応性低血糖症・・・疲労感がひどく、身体が常にだるい。 ・乱高下型低血糖症・・・感情が一定しない
2008年に国会で低血糖症が取り上げられたが、認知は進んでいない。
昼夜逆転生活、キレやすく精神科へ通院していたヘタレ君が受診して・・・ 「血液検査をしてみると、まさに栄養欠損そのものの結果が出た。インスタント食品中心の食生活では『亜鉛』が欠乏してくる。やる気は失せ、性欲もなくなるというのが特徴だ。音に敏感で、睡眠リズムが乱れ、すぐにキレる。これはビタミンB群が不足しているために怒る症状である。」(p159)
指導によって生活を改善、二週間後には前向きな意欲が出てきた、とのこと。
溝口徹『「うつ」は食べ物が原因だった!』
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