活字中毒のワタシの日記

2013年03月05日(火) 手塚千砂子『ほめ日記』★★★★☆


手塚千砂子『ほめ日記

メモ。

ことだま。

「たとえ冗談半分、へりくだりのつもりで言ったり、思ったりしても、言葉は実現させるエネルギーを持っています。実現したら困る言葉を使ってはいけません。」(p48)

自分責めをしてないか、自己チェックはp56-57。

「A やって(言って・思って)しまったこと

B 優しく言い直して自分の気持ちを受け入れる

C プラスの方向づけをする

D 優しく勇気づける

プラスの実現」(p63)

「『ほめる、認める、受け入れる、愛する』ということは、人としての誇りや自尊感、自分の命は勝ちがあるのだという意識を育てる基礎栄養源のようなものです。
この栄養を自分で与えて、自分で育てればいいのです。何歳からでもそれは可能です。そこが人間の命のすばらしいところです。」(p75)

いつほめるのか?

「今でしょ!」なんですよねー。

詳しくはP76-77に。

何をほめたらいいのか、p82-83。

「ほめ日記」の約束10カ条と、すぐ使える「ほめ言葉」リスト

「一、ほめ言葉を使ってほめましょう。
二、励ましや勇気づけの言葉も書きましょう。
三、ハードルを高くしないで、小さいことでもほめましょう。
四、毎日の家事・育児など当たり前と思われていることも、認めてほめましょう。
五、欠点だと思うことを別の面から見直し、プラスを探してほめましょう。
六、愚痴や不満は書きません(書きたいときは別のノートや紙に書きます)。
七、日記なので毎日が原則ですが、無理のない範囲で続けましょう。
九、時々読み返して、変化を発見してほめましょう。
十、何日か間があいてしまってもOK。また書き始めましょう。」(p83-84)

ほめ言葉リストは、p86。

「この方のように、古い固定観念にとらわれすぎていて、いい結果が出ていないにもかかわらず、それを手放せないでいる人は意外に多いようです。
自分の心や体は喜んでいるか、自分の命をいじめていないか、ということを基準に見直し、頭を柔軟にしてみると、ラクに手放せると思います。」(p124)

「自分をほめたらもっとダメになってしまうと思っていましたが、その逆ですね。
『ここまでがんばったのはすごいよ。次は最後まで必ずできるよ、自分を信じようね』
と声をかけると胸が温かくなります。『ほめ日記』を続けるうちに少しずつ自信がついてきました。」(p125)

過去の記憶やトラウマで前にすすめない、思い出すとつらくなる、過去の傷を癒さなければ無理、という方には、心の治癒力を引き出すことだと。

「過去を分析することではなく、命の深いところに潜在している『自分の命を尊重する意識』を表面化することです。こう言うと難しそうですが、やり方は自分をほめて、自尊感を引き出すということです。」(p127)

「過去ではなく『今』の自分を受け入れ、自分の良さに目を向けて、自分への尊重感や自分への愛を表面化すると、『今』がラクに過ごせるようになり、幸せになります。『今』の自分が幸せなら、『未来』に希望が持てるようになってきます。
『過去』の整理はそれからで充分間に合います。『今』の自分を肯定できるようになってから振り返ると、それまで見えなかった側面が見えてきたり、新たな自分の発見ができたりして、とてもやりやすくなります。振り返りたくなければ、それでもOKです。」(p127-128)

今の自分を認める、受け止める、尊敬する。
自分の声に耳を傾ける。

まず自分が満たされる。

一歩を踏み出すのはそれから。

書き始めて二週間。
変化が出てきているように思います。
これからも書き続けて、変化を楽しみたいと思います。

手塚千砂子『ほめ日記』(楽天)



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