2013年01月02日(水) |
枡野俊明『禅、シンプル片づけ術』★★★★★ |
枡野俊明『禅、シンプル片づけ術』
この本の内容 ・掃除をして無駄なものを片づけシンプルに暮らすための方法 ・禅の考え方を取り入れ心豊かに生きるためのヒント
メモ。
「今できることを淡々とやる。それが禅の精神です。」(p5)
「さっさと片づけてしまえば、きれいな部屋で、気持ちも軽やかに生活することができるのに、これこそ『もったいない』ことです。」(p28)
「必要のない物に囲まれた部屋で暮らせば、心の中にも必要のない感情や疲れが溜まっていくのです。」(p29)
「あるべきものが、あるべきところに、あるべきようにある」という言葉は、禅では真理を表し、また、ひとつの理想を表しています。(p42)
そうであれば、そこは心がもっとも落ち着く空間になる。 また逆も真。
「よけいな作為を持たず、ありのままに、その瞬間瞬間、目の前のことに取り組む。それで完璧なのです。掃除でも、ただひたすら手を動かし、体を動かすうちに、たどりつける境地が必ずあります。」(p51)
雲水の応量器。
「物事は、ひとつひとつ完結させていく必要があります。物を使ったら必ず元あった場所にしまう。この動作を徹底させれば、部屋が散らかることはありません。」(p53)
モノの絶対的に少ない雲水の暮らし。 「しかし、しばらくすると、その生活が心地よくなってきます。修行に不必要な物が一切ないため邪念が入り込む隙がなく、次第に雑念が少なくなっていくのです。」(p59)
本来無一物。 無一物中無尽蔵。
「あなたの人生のリーダーは、他でもないあなた自身です。」(p61)
「いただきものは『思いの深さ』を基準に処分します」(p70)
「来るかどうかわからない明日をあてにして生きるのではなく、今この瞬間を精一杯生き切る。どんな小さなことでもおろそかにせず、その時にきちんと処理を完了させる。 それが、悔いのない生き方につながります。」(p72)
仲間の大切さ。 「ひとりでも、もちろん掃除はできます。しかし、部屋が片づいていく喜びを誰かと分かち合えれば、ますますやる気が出ます。」(p75) くじけそうになった時にも有効。
脚下照顧。
「足元をただすということは、『今、自分にできることを一生懸命にやりなさい』」ということなのです。」(p95)
家の中だけでなく外も。 「部屋から外を眺めて心地よく感じるか、あるいは不快に感じるかは、その人の暮らし全体を左右すると言っても言い過ぎではないでしょう。」(p127)
いたく反省・・・
「禅では、新しい何かを得るのではなく、不要なものを手放し捨てていくことこそ、幸せへの道だと考えます。」(p142)
「不要な物をすべて捨て去りシンプルな状態になった時、見失っていた自分を取り戻すことができます。」(p143)
きれいな花を咲かせるのには手をかけること。 かければかけるだけ、きれいな花が咲く。
「すべては、毎日の行動の積み重ねです。自分を変えたいと思った時、その思いを行動に移せるかどうか、また、それを継続できるかどうか、そこが問われます。」(p160-161)
「今すぐ人生を変えたい。そう思う人ほど、遠くを見ずに足元を見ましょう。今できることは何か。それを探しましょう。」(p161)
枡野俊明『禅、シンプル片づけ術』
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