刑法奇行
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今日(昨日)は卒業式だった。例によって、学部卒業式に出て、ローの送る会に出て、さらに、学部ゼミ生との最後の飲み会に出た。
学部の方は、例年より人数が少ない感じだったが、定員を減らした学年だったからかもしれない。われわれの頃は1200人か1400人だったか。石を投げれば早大生に当たると言われた時代だ。早大生にあらねば人にあらずと言われた時代だ。あの時代は・・・、もう回顧はやめよう。
ローの方は、極端に卒業生が少なかった。1日ぐらいのんびりしたらと思うのだが、いろいろ用事もあるのだろう。 もっとも、無理もないような気がする。なぜなら、ロー生の真の卒業は新司の合格発表時であるからだ。すなわち、複数行為の結果惹起の問題と同じである。第1行為で法務博士、第2行為で新司合格である。 ここまできたら、「幸運を祈る」と「ライ麦畑でつかまえて」の先生の無責任な発言しかできないだろう。
それに対して、学部ゼミ生は、4月から新天地にそれぞれが旅立つ。このタイミングがいい。みんな大きくなってかえってこいよ!
新司もこのタイミングを考えられないだろうか。卒業後試験があるというのは、どうも気分が悪い。何か名案はないだろうか、と考えるが、今は疲れているので、思考停止である。
卒業式は、一つの時代が終わったという感じで、ドッと疲労感と空虚感が押し寄せてくる。
しかし、また入学式がやってきて、授業開始である。散じた後は集まりである。大学は通過点であると、あらためて確認する。
われわれ大学人は、通過点であるべき大学にいまだに滞在している。永遠に社会復帰できないのである。もっとも、私を含めて大学人の多くは、社会に通用しないだろう。あるいは、社会に通用しない点に大学人の存在意義があるのかもしれない。
ジャーニー to さくら舞い散る道の上で〜
norio
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