刑法奇行 INDEX|過去|未来
日本心理学会という大規模な学会の小さなワークショップ(50人程度)に突然!呼ばれて、修復的司法の話をしてきた。場所は、慶應三田校舎であり、学会員がわんさかいた。「ゆるしと和解の進化・発達・文化」というのが統一テーマである。T京大のH谷川先生(奥様はW大政経学部のH谷川先生である)、T北大のN平先生という心理学の先生方からの依頼である。H先生のお弟子さんである2人のT京大院生がそれぞれ、「霊長類における仲直り行動」、「園児における仲直り行動」を報告し、N平先生が「ゆるしの日韓比較―被害者と加害者のゆるしの考え方の差」を報告された。それぞれ興味深いものであった。霊長類に比べて、人間のほうが愚かなのではないかと思った。本当に、神は後悔していることだろう。「拙者、地球上に人間を住まわせてしまいましたから〜、切腹!」というように(このフレーズ気に入っています)。園児も、嵐を呼ぶ園児こと「クレヨンしんちゃん」の場合の仲直り行動も気になるところである。また、日本人は基本的に厳罰的であるという研究も面白い。復讐心の強い国民なのであろう。「目には目を」が無性に好きなのだろう。
norio
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