刑法奇行
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法研M入試験には参った。刑法は結局ゼロである。LSの効果が出たのであろうか。そもそも、研究者養成と法曹養成と2分化したことの問題性もある。当時の私のように、何となく学派、とりあえず学派の学生はどうすればいいのだろうか。所詮、目的的行為論は駄目なのである。あるいは、モラトリアムの学生がいなくなったのであろうか(小此木さんも亡くなったし・・・)。あるいは、とりあえず、ロースクールということか。
まあ、いずれにせよ、改革しなければと思うのだが、法研はやはり、とりあえず学派で良いと思う。そこから誰が出てくるか分からないのが、興味津々である。
柴田翔の「人生に執行猶予はない」という虚しい叫びを思い出すが、一生執行猶予でいるのが人間ではなかろうか、と思うのである。
2万5千円もする『吉本隆明全詩集』を衝動的に、激情的に、情動的に買ってしまった。さっそく、「とほくまでいくんだ」という箇所を探して、ニヤッと微笑んだ。高校時代のH川君が好きだった詩である。彼が見せてくれた詩に「我々は遠くから来て、遠くまで行くんだ」というのがあったが、あれは吉本だったのか、あるいは、別の人だったのか、ずーと気になって今日に至っている。彼はクラス会にも来ないし・・・、高校の先生になっているのだが、生徒に吉本を教えているのであろうか。おそらく、そうではないだろう。きっと、悔しい思いをしているのだろう。
ジャーニー to 思えば遠くに来たもんだ
norio
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