DAYLIGHT
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Wrighterd by enatsu :h/b

Gungrave #26「RUN」

サブタイトルは変更になったんで上記の記事タイトルは間違いなんですが、この仮タイトルが好きだったんであえてこのままで。

さて置いて。

最終話一話前の回の、ラストの引きの「行こうぜ、ブランドン」があまりに神憑り過ぎてたので、期待が高まり過ぎたのかもね。意味判んね。え?要するにナニ?結局何がしたくてブランドンはわざわざハリーに会いに来たの?ただ会いたかったってだけ?ブランドンってホモだったんですか?オイオイ、男同士でメロドラマかよ…勘弁してくれよ。まあ腐女子的見地から見れば、交渉人もフェイス/オフもインファナル・アフェアもある種・男同士のメロドラマだけどな(ヤケ)。

↑これが見た直後の感想。
これがまる24時間以上経って、深夜とか明け方の心が無防備になってるときとかにふと思い出すと、唐突にブランドンの「会ってどうするかまでは考えられなかった、ただ、会わねばならないと思った」気持ちが理解できて、じんわり泣けてくんだよな。
言葉の綾じゃなくて本当に泣いたのは、シェリーが死んだときと、その葬式を夢で見て目が覚めたときの2回。シェリーが死んだことそのものよりも、これでハリーは本当に独りぼっちになっちゃったんだって、ハリーが可哀想で。自分・そんなにハリーが好きなんかって、ちょっと自分でビックリだ。二人が健在で並んで立ってたときには、その歳の差ぶりに「こんな若いヨメを貰いやがって!ハリー・キモい!ムカつく!」て思ってたのにね。
最終回で脇に立ってた、大勢の死んだ人達は、幽霊というよりもハリーの業が見せている亡霊なんだろう。あれだけ大勢の人を犠牲にしてのし上がっておきながら、自分が破滅してみるまではあれが見えてなかったんだな。ずっと走りっ放しだったから。通常EDがなくて「走り」がなかったのは残念だったけど、某所の「これでもう走らなくても良いんだね」の書き込みにちょっとキュンときた。

2004年11月28日(日)