青の階

2005年03月31日(木) 魂を探しに

大学の入学式が迫ってきて
毎日慌しく引越しが行われている。
電化製品は全部大学生協に注文したので
今一人暮らしの友達の家に遊びに行くと
大体どの友達も同じ型の炊飯器を使っているので面白い。
引っ越してから1月はほったらかしだった炊飯器も
今では毎日活躍している。

自転車置き場を黒髪の少年が歩いていた。
それは一目で最近越してきた人だとわかる歩き方だった。
まだ魂は受験生活から抜けきっていないような、そんな表情だった。
わたしも、あんな顔をしていたのだろうか。
今、わたしの魂はどこにあるのだろう。

夜になると昼の喧騒が嘘のように静かになって、
ちゃんとマンションに他に人が住んでいるのか心配になる。
京都のほうの空が、イルミネーションの反射で真っ赤に染まっているのに驚く。
一年前もそうだった。
今もそうだ。


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