あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2009年10月26日(月) 情熱談義





何も言わないでいいと思う、

それは著しく傲慢だということもわかっていて、なお。




今は目をつぶらない
心がふるえるのも今は感じない
手のひらに 未来が 載っているのを
わかっていてただ こぶしを握りこんだままでいる

そうだこれはおびえだ




  **





僕はあのヒトを傷付けてもいいと思っていた、なぜならあのヒトは僕の目を覚ましてしまったからだ。

本当はもう 顧みるべきではなかった渇望や羞恥やその他諸々の混沌を
あのヒトは手のひらいっぱいに載せて僕の口に押し込んだ

それはたぶんソドムの崩壊を待ち望んだロトの妻と同じで
怖いもの見たさに似た愚かな好奇心



だから僕はあのヒトを思うさま傷付けてもいいと思っていた、そうして僕はようやく穏やかに見える朝を始めていく






いつかまた何処かで会ったら逃げるといい、


僕は君の知る誰でもありえない






  **



ひとのやさしさをつなぎとめようとあがく、




それはいまもむかしもかわらずこの手のえがくこと











↑それが情熱でかまわない

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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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