あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2002年06月03日(月) 「詩人」


くぅ。

っつーか、帰ってきたのはついさっきです。眠い。
僕は基本的に呑みに行ってもあまりしゃべりません。
僕を入れて3人で呑みに行ったとすると、しゃべる役は他の2人にまかせて
僕はひたすら黙々としています。
もくもくと。

酒には弱いのであんまり量は呑みません。
洋酒は身体に合わないのでポン酒ばっかです。今日飲んだ地酒は美味しかった。
京都の地酒は美味いです!
端麗、つーのはこういうのを言うのかと思います。

酒のつまみは美味しいけどすぐ太りそうなものばっかなので、あまり量は食べません。
とりあえず、今日の食べ物は日本酒には合いそうになかった。
かなり前に食べたの、山ウニって言ったかな、豆腐を味噌で漬け込んだやつでしたが
異常に美味しかった。
ウニの味がするんだよ!
豆腐の水分がほとんど抜けちゃって、まろまろとした食感なの。
でもあのお店には、1月以来まだ足を運んでいなーい。
また今度行こう。以前のゼミの誰か誘って。


えぇ。
話がずれた。
えぇと、今のゼミでは(って言っても前のゼミでも)、僕は手作り名簿の自己紹介の欄に

「詩人」

と書いている。
これは気恥ずかしい。とても。
僕は最近、とてもじゃないけど他人様に読んでいただくような立派な詩を書けていない。
よくそれで詩人を名乗れるな、と言われると一言も無い。
でも僕は、それでも詩を書いてはいるから。
「詩人」と書く。

今日はゼミの人たちとの飲み会だったんだけど、その場で
『ところでさー、詩人って何?』
と聞かれてしまった。

こういう質問は予期してなかったわけじゃない。
今までだって、何度も聞かれていたはず。
うん。
今日は、ちょうどその直後に電話がかかってきて、答えるヒマがなかったんだけど、
その前の一瞬に、僕は答えることができなかった。



僕は以前、某所で書いたことがある。

「詩人が詩を書くのではなく、詩を書くから詩人なのであってそれ以外であってはならないんじゃないか。私が『詩人』と自称するたび気恥ずかしいのは、自分が詩を書くその時だけ、書かずにいられないその瞬間だけに、自分が『詩人』なのだとようやく思うからじゃないのか。」

今も僕はそう思う。
だから僕は寂しいほどに、「詩人」という言葉の定義ができない。


同じ時、僕は書いている。

「ただ一つ言えることは、詩人は言葉に対して絶対の信頼など置きはしないのだ。」

それを思い出して、僕は一言ならこう言ったのではないかと思う。



「詩人とは、言葉を信頼しない生き物だ」と。





↑それは逃げかもしれないけれど。
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