あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2002年04月16日(火) 波の凝る場所

今朝から、元ちとせを聞く。
昨日は何だかCDのジャケットを見てるだけだった。武者震いをするような感じ(?)

で、歌詞と照らし合わせながら聞いてみた。
詩人柄、っていうのも何だけど、どっちかっていうと歌詞に目が行っちゃう方なんだよね。
全体的にとても気に入った。出したカネに比して、美味しいなぁと思う。
で、昔に書いた(って言っても3.5年前ぐらいだけど。)小説を思い出した。
僕の書いたやつ。
恋愛物とも呼べないような、淡い恋物語みたいなヤツなんだけど。
ワダツミの話だったから。

そんなこんなで、あの曲にはかなり惹かれてる。
リライトできないかな。とか思ったりして。
とりあえず、それとは別に、今書いてる詩は樹の詩。
2年ぐらい前から、断片的に置きっぱなしになってたやつ。
毎年春になると、仕上げようとして仕上げられなくて。
今年は仕上げるより先に春が終わっちゃったけど、何とかなるかなぁ。

何だか夜になってから、すごく苛々しちゃって、八つ当たりなんかして親には悪いことをした。
理由はわかっちゃいるんだけど。
僕は今、どろどろの泥沼の恋をしていて、はっきり言ってもうあがきようがないのに
つぶされたゴキブリがひくひくと足を断末摩に動かすように弱々しくあがいている。
うん、わかっちゃいる。
恋をしているのは僕だけで、相手は何も感じちゃいない。
ただ煩わしいだけ、ただ面倒なだけで、もう僕はそばにいることの方が苦痛で。
あぁまったく!
「それでも、」って思ってしまうこの不死身の感情はいったい何なんだ?
他の事ならいくらでも単純に思い切るのに、この執着は何だってこんなに醜いんだろう。

恋の歌に憧れるのは、僕がこんなだからだろう。
くるしい、なぁ。

いつかあの人を抱きしめることのない腕を持ちたい。
あの人の唇に下りていくことのない唇を持ちたい。
あの人を癒すことのない言葉で語りたい。
あの人を恋することのないこころを持ちたい。
別にそれは、今でもいい。
今でもいいんだ。


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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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