加藤の負け犬人生日記
加藤



 笑い笑え泣き笑え

ココ一ヶ月私が注目してる歌の歌詞なんですが…タイトル分からないんでCD探すことすら出来ないです。しかも私は聞き取り能力が著しく低いのでこの歌詞すらあってるかどうか分かりません…(ダメダメだ)。



「私の笑みをお前にあげよう」みたいな歌詞があったりするし…というかもうこのサビの部分が(笑い笑え〜部分)がひたすら不幸なサイに言ってやりたいぐらいなんで(笑)誰か知ってる人いたら教えてください…!スローテンポで有線で今も流れてます(しかも今週からアレンジバージョンっぽいのが流れてる…)。



昨日の日記でぐだぐだ言ったのでだいぶすっきりした気持ちで改めてSEED話を描けそうです。サイが好きだ〜!!フレイが好きだ〜!!アスラン好きだ〜!!ディアッカ好きだ〜!!(アスラン以外微妙だなとかツッコミはもういりませんよノニコさん!!/笑)



とりあえず今からお風呂に入ってきます。
お風呂で何か思いついたら今日の日記の部分に何ら変化があるかも…しれません。ない可能性が高いですが。




■追記1■
上記に書いていた歌見つけました(早)。ネットで速攻ヒットしました…。歌詞あっててよかった…。笹川美和さんの「笑」だそうで。明日バイトに行く前に買いに行こう。音楽には常に貪欲で。





■追記2■
以前から書いてみたかったサイフレを最終回記念と言うことで書いてみました。でも急いで書いたので文章めちゃめちゃです。もしこの先HPにあげるとしたらもう少し書き直しますが…。1話にあった「サイからもらった手紙」で。いっときますがときめきトゥナイト並に少女漫画してます。砂吐き。むしろそれはアスキラでしろと言われそうなぐらい…。











お前達は婚約したんだよと親父に言われた日は
緊張して彼女とろくに話せなかったことを覚えている。
もともと父親同士が友達だったと言うことで、
昔から何かあるたびに顔を会わせていた女の子。
今回も彼女の父親が地球に旅行に一緒に行かないか、
と誘ってきたのでそれに付き合うだけだったのに。
まさかそんなことになるなんて誰が思っただろう。





俺と彼女、フレイが婚約しただなんて。














手紙














彼女の別荘から少し歩くと大きな草原がある。
道らしい道もなく、ただひたすらに緑色が続く場所。
綺麗に晴れた青空はその緑色に続くように俺達の目の前にあった。

「そんなに早く歩くと転んでも知らないよ、フレイ。」

そんな忠告も耳に入れることなくフレイは足早に先へ先へと進む。
迷子になられたら困るので俺も同じように後を追いかける。
そんな中フレイが俺に話しかけた。

「私達婚約しちゃったね。」

「そうだね。」

「サイだってまだ17だし…私なんてまだ15なのよ?
 気が早すぎるわよね?パパ達。」

「そうだね。」



すると歩いてばかりだったフレイの足がぴたりと止まり
急に俺の方に振りかえった。


「んもう!貴方さっきから『そうだね』言ってないじゃない!!
 何よ何よ!もしかして私との婚約に不満でもあるわけ?」

「や、そういうわけじゃないよ…フレイは可愛いし女の子らしいし…
 とても、嬉しいさ。」

「本当〜?不満なんてないのね?」

疑うような目で俺を見る。
慌てて俺は笑顔で返した。

「もちろん!」

無論それは本心だったけれど、フレイにはどうにも伝わらなかったらしく、
サイは調子がいいんだから!と踵を返されてしまった。
そしてそのまま声を荒げる。

「私はあるわよ?!サイなんて…!かっこ悪いとは言わないけれど…
 王子様みたいにかっこよくはないもの!!それに…それに…。」

「…そんなに嫌かな…」

あまりにそのとおりなことを言われて流石に傷ついたので
思わず眉をしかめると何故かフレイまで同じように眉をしかめる。

「…ウソよ…。それくらい気付きなさいよ!バカ!」

君が言うとウソには聞こえないよと言いたかったのだけれど
そんなことを言うと本当に怒りそうなのでこっそりと
胸の奥にしまいこむことにした。

「でもね、婚約して良かったとかそういうの、正直まだよく分からない。
 けど貴方の良い所を私は沢山知ってる、今はそれだけで十分だと思うから
 別にどうこう言うつもりはないわ。」

「俺の良いところって?」

「優しいところとか、落ち着いたところとか…綺麗好きなところとか…
 そうそう!なによりね…」

フレイは俺の耳元に手をやって内緒話をするようなポーズをとった。















「これだけ私が言ったんだから貴方も私のことどう思ってるか
 言いなさいよ!」

さっきまで丸くしていた目をちょっときつくした
上目遣いでフレイは俺を見る。
フレイのその目を見たとたん急に言葉が出なくなった。
しどろもどろになってしまった俺を見てフレイは大きなため息をつく。

「もう!サイのバカ!…今日はもういいわ。
 でもちゃんといつか教えてね?」









「私待ってるわよ…ずっと。」








風がフレイの髪を小さく揺らしたその時、
聞こえるか聞こえないかの声でフレイがそう言った。
あの時の眩しいまでの青空とフレイの赤毛が
とても対照的だったのが今でも忘れられない。
















旅行から帰ってきた後、俺は手紙を書いた。
あの時言えなかった君への思いを紙に綴った。
一つ一つの言葉に気持ちを込めて。


そしてあの日の朝カレッジに行く前にフレイに手紙を渡した。
フレイがあまりにきょとんとした顔で封筒を見つめていたので
あの時言っただろ?忘れたの?と慌てて言おうとしたら鼻を抓まれた。

「覚えてるわよ。バカね。」

少し遠くの場所からフレイを呼ぶ声がしたので目をやるとフレイの友達がそこに立っていた。

「行きなよフレイ。友達が待ってる。」

「うん、そうする。」

そういうとフレイは俺が渡した手紙を丁寧にカバンの中にしまい、
友達の方に向かって足を運び出す。
自分も講義に遅れてしまいそうだったので慌てて
カレッジに向かって歩き出そうとしたが
ちょっと待って、というフレイの声に足を止めた。
「どうしたの?」と言うとフレイは満面の笑みを浮かべながら

「これ、ありがとう。今日うちに帰ったら読むわね。
 それまでは見ないわ。」

と言った。それがまるでプレゼント開けるのを心待ちにしている
子供のように見えたので「どこで読んだって書いてることは一緒だよ?」
と笑いながら俺が言うと




「だってサイの気持ちなんですもの。とっても楽しみだし…嬉しいから。」



そう言ってフレイは友達の元へ駆け出していった。
俺の方は二度と振り返らずに。
でもそうしてくれて良かったと思う。
多分俺の顔はいつもより赤かっただろうから。






あの日は二人にとってとても良い日になるはずだった。






けれど現実はそうも甘くなくて。






フレイは俺の手紙を見ることはなかった。
いやできなかったんだ。
全てが狂いだしてしまったのがあの日だったのだから。

























目の前で落ちていく救命艇を俺はただじっと見ていた。
どうすることもなく。
どうすることも出来ず。


「サイ…フレイが…。」


背中合わせで座ってるはずのミリィの声がとても遠くに聞こえて。
何かがポタリとズボンの上に落ちた。
生温かいそれは俺の頬に一筋の線を作りだして。
声なんて出したらどうしようもなくなってしまいそうだったから
意味もなくただこくりとうなずいた。















「何よりも私ね、貴方の目が好きよ。今日のような青空みたいだから。」










そういって笑った君が幸せになる事が俺にとっての幸せだったんだ。


もう叶わぬものとなってしまったのだけれど。


もう君とあの青空の下を歩くことなど出来ないのだけれど。













手紙に書いた思いはもう届くことはない。














2003年09月29日(月)
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