★どうせ無理なんでしょ .............
2003年09月08日(月)★
暗い暗いバイト帰りの夜の道。カゴにあいつのお店の袋を乗せて自転車ですいすい進む。頭の中をグルグルと回るのはあいつのこと。あいつのいないお店、いつもどおりの雰囲気でいつもどおりいい匂いがしてた。この匂いはわたしをとても緊張させる。だけど意味ないね、あいつがいないんだから。バイトの女の子、新人さんだったみたいで一生懸命丁寧に対応してくれた。あいつと初めて会ったときに交わしたことと同じこと言ってて、あいつ初心を忘れていなかったんだな、なんてちょっと可笑しかった。あいつがいたら、この子を教えてたのかなって思った。”『あいうえお』って自然に覚えられたでしょ。そういう風に仕事も自然にできるようになるからね。”そう言ってたな、こんな先輩に教えられたら誰だって頑張ろうって思えちゃうよね。だからこの子もあいつに教えてもらえればよかったのにね、なんて思ったけどやっぱり嫉妬のほうが大きかった。これ以上ライバルはいらない。
暗い暗いバイト帰りの夜の道。カゴにあいつのお店の袋を乗せて自転車ですいすい進む。頭の中をグルグルと回るのはあいつのこと。毎日のようにあいつのお店に通っていたことを思い出した。あいつに会った日のことを思い出した。あいつとしてきたメールの内容を思い出した。頭がカーっとなって血が上る感じがした。涙が今にもこぼれそうなのを感じた。もう会えないんだって思ったらフラフラしてしまって、この友達関係を切る決心していたのにやっぱり無理だって確信した。このままでいるのは辛いに決まっているけれど、ここで全部を忘れて生きるほうが辛いと思った。あいつを忘れてる自分を想像できなくて、どんなに冷たくされても(とっっっても辛いけど)あいつが好きなんだってその度に実感できて、それは幸せなのかもとか思っちゃうバカなわたしだったのです。
やっぱり大好きで、いつもいつもムカツクって悔しいって思うけど、結局残るのはあいつの優しい言葉と思い出と。本当にこの恋は終わる日が来るのかな、なんて思う。
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