本当は30日か31日に行く予定だった世界ハート展に急遽行く事にし、新日本橋へ。 三越に行く途中や、エレベーターの中で世界ハート展に行くと思われる 障害者の団体、小さな子供のいる親子連れを見た。結構行く人がいそうだ。
展示場に到着すると、同じ階では巨人だかミスターのフェアも同時開催中だった。 それには見向きもせずにハート展の入り口へ。 入ってすぐの所に今回参加した人達の名前があったので井上雄彦の文字を探す。 名前がある事は知っていてもその名前を見つけて嬉しくなる。
ココに来るまではイノタケ先生の絵が拝めればそれでいいや としか思っていなかったけど それぞれの作品をかなりじっくり見ている私が居た。
今まで障害者の方と接する機械がほとんど無く、 障害者の気持ちや考え方を知らなかったので、今回のはいい機会になったと思う。 例えば「かわいそう」と思うのは健常者だけの見方で、当人たちは 「障害があるからかわいそうなのか?」、「かわいそうと思わないでくれ」 etc.と思っている事とか。 人にもよるだろうけど接する分には健常者と何も変わらない。 そんな事に気づくキッカケを作ってくれたイノタケ先生に感謝。
中盤には他の国の障害を持つ人々の作品もあった。 同じ年代の人同士でも考え方がちがって面白かった。 何となくだけど、日本の高齢者は自分の事とか景色の事を多く書いていたのに対し、 海外(主に白人)の高齢者はモノの見方が広いというか悟っている(?)感じがした。
だんだんと出口が近づいてくる。 あれ?イノタケ先生の絵は? と思いつつ出口付近に行くとちょっとした人だかりが。 それを見て、きっとイノタケ先生の絵だ と決め込み、 人が居なくなるのを待つために次のコーナーへ。
ふと見ると、例のコーナーには人が居なくなっていたので即行でそのコーナーへ。 おおっ!見覚えのあるあの絵は!!! ←既にネットで確認済み
まずはイノタケ先生の作品を拝んでから、 これまたネットで確認済みの文章をじっくりと読む。 君の書いた文章にイノタケ先生が絵を描いて下さるなんて羨ましい! と心の中で叫ぶと気持ちは再び絵のほうへ。 今さっき読んだ文章と照らし合わせてみる。 その後、作品にグッと近づいたり、穴が空きそうなほどじっくり眺め、 ふと我に返ると背後に2,3人いる。 しまった、いつから居たんだろう?・・・今来たという事にしておこう。 多分その場を離れるときの私はものすごく名残惜しそうな顔をしていたに違いない。
私が全作品を見終わった頃、ちょうど例のコーナーは人が居なかったので 最後にもう一度見ておくことに。 自分でもシツコイ と自覚しつつも見たいものは見たい。 こんなに見たがるのはリアルの原画展示に行けなかったせいかな? それにしてもスゴイ。 使っているのは紙に鉛筆、カラーペン。 普通の道具を使っているのに色の濃淡とか、 スラ蔵のラフスケッチを思い出すようなイラストがイイ。 見に来て良かった♪
さんざんしっかりと目に焼き付けた後、大満足でその場を去る。 帰りにちょっと寄り道をしてから家に帰り、幸せに浸る私を悲劇が襲う。 しまった。ニキータ録画しておくの忘れた。
ニキータとはリュックベッソン監督のあの映画。 私の中ではレオンを見て以来、いつか見ようと数年放ったらかしの映画とも言う。 前にも地上波で放送したんだけど、その時も見逃している。そして今回も。 先週から楽しみにしてたのに。また見逃すとはよっぽど縁が無いのかも。 絵を見ている最中も何か忘れているような気がしたのはこの事だったのか (-_-;)
こんな調子ではいつまでたっても見れそうも無いのでレンタルする事に。 まぁ、そのうちね。←コレが一番ダメ ニキータはいつでも見れるけど,世界ハート展はいつでも見れないじゃん? と今日のところは納得する事に。
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