こころの大地に種をまこう 春名尚子の言霊日記

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2003年10月12日(日)  エレファントカシマシ大阪ライブ&アートマーケット

寝坊した。

信じられんが、到着すべき時間に目が覚めた・・・。

大遅刻で芦屋美術館に到着したら、全部キレイに並べてくれていた。
ありがとうございます。
高倉姫さま。あなたを悪く言うなかどんには天誅です。

二日目のアートマーケットは、天気がすぐれずに人もまばら。
でも、みなさん写真を楽しそうに見てくれた。

睡蓮の写真と「奇跡の木」「すべての精子に捧ぐ」のパネルを飾っておいた。
睡蓮の写真というのは、「聖 域」に使っているあれです。

実は「睡 蓮」のポスカというのがある。
創った自分もすごく気に入ってて、いちおう飾ってはいるものの、
値段をつけられないので非売品というシロモノ。
非売品ですといわれると欲しくなるらしく、
いままで、最高で5000円の値がついたいわくつき作品だ。

今回も、ほとんどの人が「コレください」といってくださって・・・。
そのたびに申し訳ない思いをした。

値段をちょっと高くして、それでも買ってくれる人にだけ売ろうか?
ポスカじゃなくて、違う形で販売しようか・・・。
いま、すごく悩んでいる。

のんびり、いろんなことをかんがえていこう。

あ、湊町のリバープレイスアートイベントは残念ながら落ちました。
大阪市の思うアートとはなんぞやと確かめるために、当日遊びに行きますぜ。

大遅刻の上に早退という、お前は不良中学生か!ってな感じで
アートフリーマーケットは3時半に撤収して、大阪に戻った。
ほんとにありがとう。ガラスの森さん、暢気堂さん。


あわてふためきBIGSTEPへ。
待ちに待ってたエレファントカシマシのライブだよ

チケットを持ってなかったので「譲ってください!」メッセージボードを掲げ
余っている人を探して歩いた。
30分くらいで、譲ってくれる人が見つかった。
ほんとにうれしかった。よかったー

その後、まだチケットを捜している男の人にそのボードをゆずり、会場へ。
ライブ後、その男の人も無事入れてたこともわかって、すごくうれしかった。
このサイトのミニチラシも配った。
それをみて、ここにいらしたかた! ありがとう&はじめまして!


「俺の道」ではじまった、エレファントカシマシの大阪ライブ。
バックから強い光に照らされるフロントメンバー。

 神戸では、スモークとブルーライトに浮かぶ宮本浩次のシルエットに、
 宇宙の鼓動の中に、漂うのではなくはっきりと意思を持ち立ちつづける男を見た。

 大阪では、生きザマのすべてが芸術でありつづける男がそこにいた。


最初はおとなしく一番後ろで見ていたものの、
何の曲だろう? なんかいきなり魂がスパークしてしまって
たまらなくなって前に前にずんずん進んでった。

前に見にゆくとドラムの抜けが悪く
しめった太鼓のようにぼつぼついってる感じがして
そのことばかりが気になってしまった。
やだなぁ。
前回の神戸は気にならなかったのだけれど、叩き方うんぬんではなく
音響の問題だから仕方がないのか?とドラムは聞かないことにした。


間近で見た宮本は、エネルギーのかたまりだった。

一挙手一投足 そのすべてが芸術。

彼は芸術を生み出す芸術家なのではない。

「宮本浩次」という高貴で美しく愚かで脆いひとつの作品なのだ。
それを創りだしたのは類まれなるアーティスト宮本浩次その人なのだが。

葛藤しつづけることだなと なによりも強く感じさせられた。


「俺の道」というアルバムはすごい。
ツアーで毎回全曲やってしまうエレカシもすごくおもしろいけれど
そんなのはあたりまえだと思えるすごいアルバムだ。

曲順なんてぶっ飛んでしまったけれど、全曲素晴らしかった。

「覚醒」
 神戸でのゆったりとした歌い方が、めちゃくちゃかっこよく
 はまりきっていたので、少し物足りなかったけれど、それでもすばらしい。


アンコール: ガストロンジャー ふわふわ ファイティングマン どこへ?

ガストロンジャーが私はたまらなく好きだ。
神戸のアンコールでしびれきってしまい「good morning」を即購入。
あのアルバムはその一曲でいいやってな感じで。


「ガストロンジャー」
  だから胸を張ってそう だから胸を張ってそうさ だから胸を張ってさ そう
  化けの皮をはがしに行こうぜ 勝ちに行こうぜ 

  破壊されんだよ 駄目なものはいずれ

  死ぬときがこの毎日ときっとおさらばって言うことなんだから
  それまで出来うる限り そう出来うる限り己自身の道を歩むべく
  反抗を続けてみようじゃないか 
 
  胸を張ってさ そう 




 アンコールはおとなしく見ようと思っていたので
 本編が終った後、後ろに戻った。

 でも「ガスト」がはじまったとたん、またしても前にいってしまう。

 仕方ないさ。  ガストですもの。


 宮本がギター石くんにむかって、口を動かした。
 同じく石くんがドラムのトミにむかって。

 「ふわふわ」



 「どこへ?」

 ラストをしめるこの曲。
 葛藤しつづけた宮本浩次のそのものに聴こえてくる。
 胸を締めつけられる。


  川が流れている人工の川だ
  俺はこの川を・・・
  上流へどこまでもたどって歩いた
  ありとあらゆるゴミ溜めの悪臭放つこの川  


 音楽業界という下品なヘドロにまみれた世界を上流へと遡り

 それでも すべてを手放し 自分自身と向き合いつづけ

「 俺に帰ろう 再生だ 」 といえる強さを 真っ白さをひたむきさを

 自分のこころに真っ直ぐな不器用さを

 エレファントカシマシの真のアートスピリットを愛さずにはいられない


 12年ぶりの衝撃ライブの神戸チキンジョージとは、またちがったインパクト。

 きっときっと、見るたびにいろんな意味の衝撃を与えつづけてくれるんだろう。

 エレカシがあれば、ほかのライブはいらない。

 といいつつ、今週末はYO−KING


「宮本先生だ!」

 外に出てイスで休んでると「呪恩2」映画館のポスターが目に入った。
「いや、宮本さんのが、もっと強烈」
 連れの太一丸@おにぎり命・鶏二番からそんなツッコミがはいった。

 たしかに。



13日の日記へと続け! 続け! 書ききれないさ、一日じゃ!


きょうのうた。。。

エレファントカシマシ  「 俺の道 」

 このサイトが好きな人で、エレファントカシマシを聞いたことのない人は
 このアルバムを買ったほうがいい。絶対に。


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