こころの大地に種をまこう 春名尚子の言霊日記

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2003年09月29日(月)  闇夜の朔は、すべてが生まれ変わる夜


夜、地下鉄の階段を昇りきって地上に出た瞬間
冬の匂いがした。
なんか、すごくうれしかった。
今年、はじめての感覚。



赤い星がどんどん遠くなってゆく。
6万年ぶりに逢えたというのに。

ちいさくなってゆく赤い星を眺めながら
切なさに胸が痛んだ。

8月27日の最接近から約一ヶ月が過ぎた。
11月を過ぎたら、もう見えなくなっちゃうのかなあ。



30回目の私の誕生日は新月の日。
月のない日に生まれ、30回地球がまわり、もう一度月のない日が来る。

闇夜の朔は、すべてが生まれ変わる夜。
しずかで、つめたくて、星だけがひそやかに話をする夜。
その頃には、赤い星も見えなくなってるんだ。
けれど、あたらしいナニかを産み出すために
胎動が起こっているのだろう。

起こってるの?



きょうのうた。。。


★ 俺の赤い星 ★ スピッツ

一度だけ現れる 誰にでも時が来れば 
あくびするフリをして空を見た

全力の笑みもやがて ざわめきに消されていく
他人のジャマにならぬように 生きてきた

一度だけ俺の赤い星 よく似た石 百種類
目もくれず迷う夜の果て ただループして明日になっても

どこに 俺の赤い星


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