こころの大地に種をまこう 春名尚子の言霊日記

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2002年05月07日(火) やっぱり私は狂っている。それでも私は生きていく。

  今、ちょっとブルーな感じ。裏日記つけたくなったよ。
  あんまりここで心境を吐露すると心配する人とか、自分のこと?ってグサグサくる人もいそうだから・・・。

  今日のように、ひとりで家にいて、どんより曇っている日は

  なぜか、あの暗い、地獄を思い出してしまう。


  苦しくなってしまう。 胸が苦しい。 頭が重い。
  本当はね、私だって、いつも不安を抱えている。

  いつも偉そうなことを言っているけれど。
  大丈夫だよ、大丈夫だよって、人には言うくせにね、自分は、大丈夫じゃない、時も多い。


  ほんとは自分が言ってほしいから、人に言っている。 みたい、私は。


  別にそれも悪くない。すべて自分だから、そう思いながらも、頭グルグル。

  私の言葉で、だれかが少しは気が晴れるなら、私はいくらでも話したい。

  その人がそう望んでくれるなら、そばにいって、抱きしめてあげたい。

  いつまでも、いつまでも、その人が素直に笑えるその時まで、髪を撫でて

  あたたかい手で頬をさわっていたい。包み込んであげたい。


  幸せな人が、ひとりでも増えれば、世界がすこし美しくなるから。

  ひとりの人が笑えば、その分、空気の中に愛が増えてゆくから。


 
  親と子、こじれた家族ほど難しいことはない。
  うちの場合、こじれていると相手が思っていないことに問題アリ。

  親父さんもたいがいひどい人だけど、私は9才で別れているから
  たまにあっても、なーーーんの感情もわかない。希望がない分怒りもない。
  でも、もう片っ方は、いちおう女手一つで私を育ててくれた人。
  めちゃくちゃながらもね・・・。

  私は、いつもいい子でいようとしていた。
  優等生であろうとするクセ、そこから抜けられない。 今も、そう。情けない。



  いい子でいても、悪い子でいても、結局は相手の気分次第だった。
  私のことは関係なく、兄のしたいように殴られていた。
  でも、なるべく苦痛が少ないように、時間が短縮されるように、小さくなって、存在を消して、家の中にいた。

 
  私がいられる場所なんて、そこしかないと思っていたから。


  兄に対する気持ち。それは、終わってる。一生会わないから。あれが死んでも、葬式にも行かない。

  追悼の気持ちがかけらもないのに、なにをしにいくっていう?。 だから、気が楽。


  でも、母からは、たまに電話がかかってくる。

  私は、その母からの電話を、とることが出来ない。





    








   


          なんて、ひどい娘なんだろう。







  っていうか、なにをこんなところで書いてる?私。

  誰かが、親に言うかも知れない。あんたの娘がこんなことを書いているよって。


  ああ、でもそれも気が楽になるかも。
 
  だれか、伝えてくれ。 私の母や父や兄を知っている人。
  あいつがあんなことを、公の場で暴露していると。
  親戚の恥になるようなことを、言っていると。

  でも、親戚の恥になるようなことを、母も兄も父も、私と姉にしてきたんだ。



  あの女は、壊れていた。 狂っていた。
 
  私は実の兄に殴られながら、目の前で見てみぬフリをする女を見ていた。

  シンナーを吸ってラリって狂っていく兄を見ていた。

  息子に包丁でハラを刺されたあの女が、声にならない声を出しているのを見ていた。


  9才から離れて暮らしていた、姉。 彼女だけが、私の生きる支えだった。
  自力で会いに行けるようになった頃から今まで、彼女は姉であり親友でいてくれている。

  その姉にさえ、家で起こっていることをずっとずっと言えなかった。
  もちろん、学校の人にも、近所の人にも。
  母も兄も、外面がすごく良かったから。そして、愛を説く、とある宗教に入っていたから・・・。



  今なら、つらいっていってもいいの?。苦しかったんだよっていっていいの?。



  私は、いまだに自分のために、泣けない。 蓋をして、心の中に閉じこめている。

  私は、どうして誰にも、そのひとことが言えなかったんだろう。



               助けて・・・・。



  すごく簡単な、ひとこと。
 

  でも、今もそう。本当の意味では、きっと誰にも言えない。だから誰とも深くはつながれない。



  私があの家で一番はじめに覚えたこと。
 
  それは、「自分のことは、誰も守ってくれない」ということ。

  その他にも、いろんなことを覚えた。
  自分で自分を守る術、自分のこころを壊さないために閉ざす術、
  痛みを遠のかせるために意識をココから飛ばす術・・・。

  私がこんなことを書くと、姉が泣く。
  幼い私を守ることが出来なかったと、自分を責めて、私の愛する姉が泣く。
  私の愛する人、こんな私を愛してくれる人、その人が苦しむ姿を見たくない。

  でも、ごめんね。お姉ちゃん。

  そろそろ私は、この呪縛から逃れるから。 私は前を向いて歩いていく。

  そのためにも、自分と向き合うためにも、
  あの家でのことを、ちゃんと思い出して、幼い私を助けに行こうと思うの。
 

  だから、あなたも自分の幸せを生きて下さい。


  こんなところで、こんなことを言ってごめんなさい。
  多くの人に、迷惑をかけるかも知れないね。



           やっぱり、私は狂っているのかもしれない・・・・。


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