いくらお金を払っているからといって、お客さんが何でもしていいというわけではありません。
マナーの悪いお客さんはぺっぺと追い出します。

今日は禁煙時間にタバコを吸っているお客さんがいたので
まずBクルーの女の子が注意しに行きました。
帰って来るなり彼女はブチギレ。
「すっごい腹立つ！行ったら火消して知らんフリするんですよ！」
基本的にタバコは現行犯を抑えることになっているので彼女が悔しがるのも無理はナシ。

それからちょくちょく彼女がラウンドに行ったんですが、
とうとう現場を抑えることに成功しました。
ところが見事火の始末をできたというのに彼女の怒りはおさまらない様子。
「注意してタバコ取り上げたら『ムカツクー』とか言われて睨まれたんですよ！！
　しかもアレ絶対未成年ですよ。ムカツクのはこっちじゃアホ！」

けどもう吸ってないし抑えて抑えて、注意してくれてアリガトね
みたいなことを言って彼女をなだめたあとまた仕事に戻りました。

…が。
「あーー！！また吸ってる！！」
監視カメラにバッチリ映し出されたタバコの煙。
今度こそ彼女はキレました。
「華子さんッ！あいつら追い出して来ていいですか！？」
そこで頼んでも良かったんですけど、彼女は頭に血が上っちゃってて喧嘩になりかねないし
一応私もSWだし、ここはやっぱ私が行くべきだよなぁと思い
「イヤー私が行って来るよ」
とフラフラ客席に行くことになりました。

行ったら女の子（たぶん高校生）2人がコソコソとしていたのですぐわかりました。
いつものように事務的な口調で
「恐れ入ります、只今禁煙時間ですので火を消していただけませんか。
　あなたがたさっきから何度も注意されてますよね。
　他のお客様のご迷惑にもなりますし、お席空けていただけませんか」
とダラダラ喋りました。
するとその子たちは不満そうにカップの氷で火を消しました。
私はすぐさまそのカップを下げましたが、席を空ける様子全くナシ。

仕方ないのでもう1度
「お席空けていただけますか」
と言うと女の子たちは
「え、席空けるって出てけってことですか？」
と聞いてきました。

ビックリした。
「席空けてくれ」って言葉は通じないのか！
「ハイそうです。迷惑なので出て行ってくださいってことです」
とかなり乱暴に要約すると、その子たちはやっと事態が飲み込めた様子。
（以下、タバコ吸ってたほうをA、友達をBとします。）

B「エッなんで？迷惑なんてかけてないし」
　「かけてますよ。さっきから何度もタバコのこと注意されてるじゃないですか。
　他のお客様にもご協力いただいてるんですからあなたがただけ勝手されちゃ困るんですよ」
A「だから今は吸ってないじゃん」
　「でもまた吸うでしょう？いくら注意しても私たちが見てなければ吸うでしょう」
B「ハ？なにそれ。ムカツク。そう言われると出て行きたくなくなるんだけど」

とりあえずここで一旦下の様子を見に行きました。
今日は結構忙しかったので長々と客席にいるわけにはいきません。
ですが幸いその時間はヒマそうだったので安心して客席に戻りました。

2人はまだ居座ってました。
私はまたしてもあの席へ。

　　「お席空けてくださいって言ったでしょう」
AB「……」
　　「いい加減にしてくれませんか」
AB「……」
　　「席立ってくれるまで、私ここにいますから」
AB「……」
　　「……」
A 　「……ハー、ムッカツクー」
B 　「もうさ、ここはあえて出て行こう？」
A 　「ああ、あえてね」
B 　「そうそう、こっちがオトナになってさー」
A 　「あー、そうだね」

こうしてようやく2人は出て行きました。
うう、疲れた。
まさかこんなに粘られるとは思わんかった…
オトナになってくれて助かったよ。

こういうのは大抵、男より女のほうがタチ悪いです。
特に複数になると強気になるらしく、たまにですがケンカ売られたりもします。
また今は春休みなのでこういうことが多くて困ります。
もうちょっと休みを有効に使えよ。


そうそう、うちの店今日からユニフォーム変わりました。
今までピンクのシャツだったんですが
新しく黒のストライプになりました。
でも私らSWは変わらず。
アレ着てみたいなー。
リボン無くて楽そうでいいなあ。

華子 ｜MAIL

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