気分刊日記

2007年01月27日(土) 今年も着々と

映画観てます。今日は月末差し迫っているので手元の東宝株主権を消化するため、日比谷シャンテ・シネで本日封切りの『グアンタナモ、僕たちが見た真実』と言う、マイケル・ウィンターボトム監督のアフガニスタン関連の疑似ドキュメンタリーです。「イン・ディス・ワールド」も同じ様な手法を使って描かれた映画ですが、なかなか良かったので、シネコンで観に行けないものを敢て選びました。でも、初日なのに厳しい入りで下。

夜は、クラブに行く予定がポシャったので地元の飲み屋で常連が転属なると言う事でお別れ界に出てきました。

 グアンタナモ、僕たちの見た真実』・imdb
 一応主人公がいると言う映画の作り的に、完全な客観視は出来ないまでも、事件の発端を考えると個人的に共感も出来ない、非常に据わりの悪い映画でした。

それは、パンフでも引き合いに出されているのですが、日本映画「バッシング」の元にもなったイラク人質事件を思い出しつつも、今回の主人公達が少し違うのは民族と宗教に根ざしたアイデンティティ、広義の意味で当事者とも捉えられることかな?ってぐらいの印象を映画序盤のアフガン国境越えの辺で感じてしまい、最後まで拭えませんでした。

そして、結局生きて帰って来れて、映画のネタを喜んで提供している空気感は、あの時の日本人(人質になった人も見ていた我々も)とあんまし変わらんなぁと思ってしまった。でも、映画の中での約三年間を自ら今となっては良い経験だったと言えると言っている彼らは本当にタフになったのだと言えるし、“良い経験”とでも言わなきゃ余りにも報われない事甚だしい時間だったのも伝わってくる。

本作は戦争の軍事的な側面は殆ど描かれず、国家・政治的(主にアメリカ)と個人の人権関係が、現実はどのようなものかと言う事を肉体の痛みを持って描いたと言った所だろうか。因にグアンタナモがキューバとは知らなかった、中東かアフリカのどこかだと思った。


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