2005年01月15日(土) : 温度差

書き手と読み手の温度差。
永遠に相容れないものかもしれません。
(これが真面目に考えていたことです)

現在、どちらかというと比重は書き手なので、書き手主体の意見になりますが。
読み手が書き手に求めるレベルって、恐ろしく高いよなあ……と思います。
完結はちゃんとして欲しい、は、まあ、分からなくもないんですが。ただ、誰だって中途半端に終わらせるつもりで書き始めるって、ないと思うんですよね。演出として、そういう「ラスト」を狙ってる場合は除いて。
しかし、特にWeb小説の場合、職業作家と違って、それで生活してるわけじゃないです。自分の生活の合間を縫って、書きたいから書いてる、そんな人が大半だと思います。仕事や家庭の事情など、自分の都合で、どうしても書く時間が取れなくなることだってあります。単に、書けなくなる時期だってあります。
どうも、読み手の人って、Web小説に商業レベルのものを求めてるのかな? とか時々思います。それだったら、素直に本屋でも図書館行って、ちゃんと出版ベースに乗ってる本を読めばいいじゃん……とか。
結局はループなんですが。
書き手として、「素人なんだから」と開き直ってるわけじゃないんですが、あちこちで厳しすぎる意見を見ると、書き手も萎縮しちゃうんじゃないかな、と思うときもあるんですよ。

「気に入らなかったら読まなきゃいいだろう」
「じゃあ何でWebに載せるんだよ」
「プロじゃない、趣味で書いてるんだ」
「書いて発表する以上は、ちゃんと責任を取って欲しい」
これが絶対に相容れない。
勿論、書き手だって、人様に見せる以上は、「より面白い」小説を書こうとする努力は放棄するべきじゃありません。これは自戒です。
人の意見を聞かないと独りよがりになるけれど、自分が面白い、と感じて書いたものを否定されると辛い。
自分は書き手だから、コミュニティーは書き手に属する方向に行くんですけども。
無論、読むからには面白いものを読みたい。分かります。読んでもらう以上は、面白いものを書いていたい。
しかし、その面白い、の個人差があるから、どうしても温度差は生じてしまうんでしょうね。

時々、不定期的に思うことでした。









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