2005年01月08日(土) : 表現方法の差

往々にして、字で書くことの方が、絵で表現するよりも楽だと思われがちです。
確かに、そういう側面はあります。何万もの騎兵が激突するような戦争の場面なんか、絵で描くのは絶対嫌です(逃げを打った経歴あり)。きらびやかな宮城なんかでも、絵で描く方が大変です。ま、文章できらびやかさを表現するのも、全然楽なんかじゃないですが。
で、全体的に文の方が楽かっていうと、絶対にそんなことはありえない。
直接に視覚効果が得られる絵と違って、文はある程度、読み手の想像力に頼る必要があります。それだけに、より的確な言葉を選び、自分が伝えたいイメージを、出来るだけ伝えようと努力する――ある意味、絵を描くよりもテクニックが必要かもしれません。一番必要なのは、語彙を含めた知識でしょうが。
どっちが難しい、と単純に比較するのはあまり意味が無いです。
クリエイトする人間にとっては、創造する、という作業がどんな形であれ、自分の能力を振り絞っていることに変わりは無いんですから。
それが、何でこんなことを思ったかというと。

文でも絵でも、同じように大変なシーンってあるよなあ、とふと思ったからです。

それはアクションシーン。
動きがある文も絵も、そりゃもう難しいったらありゃしません。文章で歯切れのいい臨場感を表現するのも、動きのある絵を描くのも。
いやねえ、何を考えたのかこの人(他人事か)、突然やる気が芽生えたらしく、何か小説とか書いてるんですよ(あくまでも他人事か)。
それで、『Shadow Saga』なんですが、ちょっと今回の章は、アクションシーンを多めに入れたい希望なんです。が、やはり「とんでもなく強い主人公」というのは、なかなかアクションシーンを引っ張りにくいんですね……。大抵の敵は、瞬殺ですからねぇ……。また、それを華麗にかっこよく書く、っつー縛り。
さて、飽きずに続けていけるでしょうか。←……


そんでもって、久しぶりに脳みそ使うせいか、頭が痛くなってきました……。









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