2002年09月08日(日) : 配分

漢字とひらがなの配分は、どれぐらいが丁度いいのでしょう。
4:6ぐらい?
これでは漢字の方が多いのかな。ジャンルにもよるかもしれませんが。
3:7?
しかし、私なら、漢字配分が2、ひらがな配分が8、という文章は読むのが苦痛になります。
ひらがなばっかりだと、何か平坦だし、文意が掴みにくくなったりすることないですか?

例えば、「はし」という言葉が書いてあったとして。
橋? 端? 箸?
文脈から理解しろったって、そこで「ん?」と思ったら、何だか流れが止まってしまうというか。
難しい漢字でもそうかもしれませんが。
ただ、ひらがなの場合、句読点がしっかり打ってないと、読み手がこれは助詞だ、と思って(書き手の意図しない)変なところで区切って読んでしまい、「?」と首を捻ることもあります。

ただやはり、字がぎっしり詰まってて、見た感じ「黒い」(漢字が多いと表示密度が高く見えません? 漢字ってひらがなより画数が多いし)と、敬遠はされちゃうのかな。
最近の文庫も、活字が大きくなる傾向があるみたいだし……。昔の新潮文庫って、字は小さいわ、行間はびっしり詰まってるわ、でしたからねえ(あ、でも、上下のスペースが大きいわ。今確認しました)。私はそれを「こんなにたくさん読める!」と思っていたけど、今は違うかもしれない……。

極端な話、私は漢字とひらがなが5:5でも読みます。面白ければ。
この「面白ければ」、なんですけど、もし「読んでみれば物凄く面白いのに、一見した印象で読まれない」というのなら、実に勿体無いですね。
本の文章と違って、オンライン小説というのは、「一見した印象」が結構重要だったりするので、やはりこの配分ってそうでなさそうに見えて、意外に深い問題? とか思ってみる徒然。









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