2002年05月16日(木) :
言葉
ワープロやパソコンでものを書いていて、気になること。 それは、漢字変換。 最近のIMEなんかでは(ATOKはどうか知りませんが)、同音異義語の場合、簡単な辞書機能がついてますけど。
誤用がね。多いんですよ……。 よく見かけるの。若い、という意味での「じゃっかん」は「若干」ではありません。「弱冠」です。 本来、「弱」には、「二十歳」の意味があるんです。二十歳で一人前の証、冠をつける儀式を行ったから。出展は『礼記・曲礼』に「二十を弱と曰ふ、冠す」とあります。まあ、これはあくまでも「儀礼」としてのことですから。二十歳以前に成人することも珍しくないので、未成年に対して使う言葉、と拡大解釈しても、それは許されるかもしれません。 「若干」は、いくらか、いくばく、これこれの数、という意味です。
私もよくあるんで、あんまり偉そうに言えませんけど。後で読み直して、「ひー? 間違った!」と、慌てて直すことが、結構あります。もっと単純なので、「思い」というつもりで打ってたら、後で見たら「重い」になってたりして。 しかも、ウチのパソコン、所有者のせいで、やたら男らしい変換するんですよね(笑)。 でもこういうの、人に「漢字間違ってますよ……」と指摘するのも気が引けますよね……。友達相手ならともかく。
文章を書く以上は、やはり言葉も大切にして欲しいなあ。と思います。 思い込みは危険。 自戒モード。
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