スタンドから眺める木漏れ日
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2021年03月17日(水) |
DVDを「聴き」ながら… |
先日、スタレビさんの浜松公演を一緒に堪能したまこさんは 翌日も興奮冷めやらずライブDVDで余韻に浸っていたのだそうだ。
いいなぁ。私もできることならDVDをがっつり観て ライブの雰囲気をあらためて味わったりしたい!
だがしかし。私にはその「がっつり観る」ができない。 テレビや動画、DVDといった画面上に映るものを愉しむときにも 常に何かしら「書いている」状態のときがほとんどなのだ。 こういうときは、PCでブラインドタッチするようなわけにはいかない。 常に原稿に目を落とし、DVDはもはやBGMと綴りを変えてしまう現象が起こる。
今日も今日とて、「手書き通信」という月イチの課題に 『還暦少年』のツアーDVDをお供に取り組んだ。 何度も観ているはずだが、画面の記憶があまり残ってないのは 毎度こんな状態で「耳から入る」からなのだろう。 ある意味、毎回新鮮な感覚を味わっている。
ちなみに、今回の手書き通信はもっと早く完成しているはずだったが 万年筆愛好家たちのバイブルとして名高い「趣味の文具箱」が発売され、 うちの最新インク&万年筆情報が掲載されてたことによって 「あれ、この情報も通信で取り上げなきゃいけないんだ…」 ということで、内容を大幅に変更したことでこのタイミングとなった。 もっとも、現在開催中のイベントや次回イベントは4月まで続くので これを機に月半ばの発行でもいんじゃね? と勝手に思っていたりする。
さて、本日流していた『還暦少年』のライブDVDは 東京・中野サンプラザで収録されたものである。 思い出すなぁ、『Magnolia 木蘭』が発売されて1か月足らずで ほぼ完売状態になっていたときに訪れた中野サンプラザ2days。 あのときは、初日のみライブを堪能して翌日は表参道へ行って うちの店のイベントにひょこっと顔を出そうという目論見だった。
ところが、いざライブを観たら度肝を抜かれまして。 このツアーにおける『木蘭の涙』の立ち位置があまりにも大きくて、 その楽曲からインスパイアされた商品を世に送り出した私としては 「これはどえらいものを世に出してしまったのではないか…」 という衝撃がライブ後に襲ってきてしまった。
しかも、既に完売と聞いていた翌日のライブチケットが レイアウト変更(録音・録画用に確保した座席を一部開放する)により 当日券を発売するという嬉しい情報が。 同行者の相方うさ兄ぃの勧めもあり、急遽宿泊予定を1日増やして 翌日もライブを愉しませていただいた。
「あぁ、このタイミングであの商品を世に出せてよかった」 1日目に受けた衝撃を満足感と感謝の気持ちに変えてくれたのは 紛れもなくスタレビさんの最高のパフォーマンスである。 そして、東京公演ならではのSPゲストである 佐橋佳幸さんと要さんのツインギター!これが良すぎた!! これを聴きたくて、翌日の当日券のみならず その後行われた「本日のおすすめ」にも足を運ぶことになる。
さてさて、そんな想い出つまった『還暦少年』ライブDVD本編を ちょうど見終わるころに手書き通信がようやく完成した。 悪戦苦闘の3時間超。使ったインクと万年筆・ガラスペンは数知れず。 気が付けば、テーブルいっぱいに使った道具が広がっている。
そしてもう一つ気付いたが、まだ昼食を食べていない。 完成した原稿をメールで送ったら、途端に腹が減りだした。
自分自身にはスタレビさんを、万年筆にはインクを十分注入できた。
さぁ、何か食べよう。
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